竹中工務店が所有する東京都江東区の12階建て単身者向け社員寮「FLATS WOODS 木場」で、日本ウッドデザイン協会が運用する環境ラベル「Japan Wood Label」と「Wood Carbon Label」の使用承認を取得した。建物の使用木材量141.6立方メートルのうち国産材使用量は105.9立方メートルで国産材割合は74.8%。
竹中工務店は2025年6月11日、自社が所有する東京都江東区の12階建て単身者向け社員寮「FLATS WOODS 木場」で、日本ウッドデザイン協会が運用する環境ラベル「Japan Wood Label(ジャパンウッドラベル)」と「Wood Carbon Label(ウッドカーボンラベル)」の使用承認を取得したと発表した。
建物の使用木材量141.6立方メートルのうち国産材使用量は105.9立方メートルで国産材割合は74.8%。使用樹種はスギ、ヒノキ、トドマツで、炭素貯蔵量はCO2換算で96トン。建設会社が両ラベルの使用認証を取得するのは今回が初めて。
今回承認を受けた両ラベルは、林野庁から認定を受けてウッドデザイン協会が運用/管理する環境認証ラベル。Japan Wood Labelは国産材を使用している建築/内装/製品を、Wood Carbon Labelは木材による炭素固定効果を定量評価する。ラベルを取得することで、環境配慮型の建築物であると対外的に認められる。
FLATS WOODS 木場は2020年竣工に竣工した企業向け単身者用家具/サービス付き賃貸住宅(252戸)。SR造+木造、免震構造で、延べ床面積は9150平方メートル。竹中工務店が設計・施工を手掛け、自社開発した「2時間耐火の燃エンウッド」、木質耐震補強技術「T-FoRest」などの木造技術を適用している。
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