大林組は2025年5月13日、2025年3月期連結決算を発表した。国内建設事業での大型工事の進捗や海外土木事業におけるMWH社の連結子会社化などにより、売上高は前期比12.7%増の2兆6201億円となった。建設事業受注高は前期比36.0%増の3兆2022億円。
大林組は2025年5月13日、2025年3月期連結決算を発表した。国内建設事業での大型工事の進捗や海外土木事業におけるMWHの連結子会社化などにより、売上高は前期比12.7%増の2兆6201億円となった。営業利益は同80.7%増の1434億円、経常利益は同67.6%増の1533億円、親会社株主に帰属する当期純利益は94.6%増の1460億円で、いずれも大幅な増益となった。
完成工事高のうち建設事業は2兆4968億円となり、国内建築が1兆3371億円、海外建築が4987億円、国内土木が4022億円、海外土木が2586億円を占めた。高採算案件への入れ替えや追加請負金の獲得で建設事業の営業利益は1250億円となった。不動産事業も売上高729億円、営業利益161億円と堅調に推移した。
建設事業受注高は前期比36.0%増の3兆2022億円で、内訳は国内建築1兆5545億円、海外建築4968億円、国内土木5334億円、海外土木6174億円となった。連結受注高は3兆3,572億円だった。
2026年3月期は、建設工事高の減少などにより減収減益を見込んでいる。売上高は2.3%減の2兆5600億円、営業利益は14.9%減の1220億円、経常利益は17.9%減の1260億円、純利益31.5%減の1000億円となる見通し。
大林組は「大林グループ中期経営計画2022」で、2022〜2026年度の5カ年累計で7500億円の投資を計画している。2024年度までの3か年で4516億円の成長投資を実施しており、進捗は5か年投資総額の約60%にあたり、おおむね計画通りに進んでいると明らかにした。
(※)本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
ロジスティクス:神奈川県厚木で延べ6万m2の4階建て物流施設着工、大林組
レジリエンス:能登半島豪雨の被害拡大を受け、大林組が複合災害を再現する実験装置を開発
カーボンニュートラル:CO2排出量算定業務をAIで自動化、大林組の竣工予定物件で
GX建機:可搬型バッテリーで電動クレーン運用実証、首都圏の建設現場で 大林組
スマートコンストラクション:ローカル5G活用、ダム現場でケーブルクレーン自動/自律運転に成功 大林組
カーボンニュートラル:低炭素型の高性能セメント複合材料開発、万博会場EVバス走行中給電道路に適用 大林組Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10