神奈川県厚木で延べ6万m2の4階建て物流施設着工、大林組ロジスティクス

大林組は、神奈川県厚木市で物流施設「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木」の建設工事に着手した。S造4階建てで、延べ床面積は約6万1878平方メートル。竣工は2026年12月を予定している。

» 2025年05月09日 18時00分 公開
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 大林組は2025年5月8日、神奈川県厚木市で物流施設「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木」の建設工事に着手したと発表した。事業主として手掛ける物流施設としては13件目。竣工は2026年12月を予定している。

「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木」完成イメージ 「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木」完成イメージ 出典:大林組プレスリリース

 設計は陣設計、設計監修・施工は大林組が担当する。施設はS造4階建てのスロープ方式で、敷地面積は約2万7592平方メートル、延べ床面積は約6万1878平方メートル、貸床面積は約5万4577平方メートル。

 1階には低床式のトラックバース(44台分)を備え、最大床荷重を1平方メートル当たり3.0トン、3.5トンカウンターフォークリフトが走行可能な仕様とした。梁(はり)下有効高さは6530ミリを確保している。2〜4階は床荷重1平方メートル当たり1.5トン、2.5トンカウンターフォークリフトの走行が可能。梁下有効高さは5500ミリ。2階には高床式のトラックバース(40台分)を配置する。区画は最小約1340坪から、最大7テナントまで対応。駐車場は大型車16台、乗用車63台分を備える。

 また、圏央道「相模原愛川IC」から約3.8キロ、「圏央厚木IC」から約5.3キロに位置し、首都圏に加え東名高速道路や中央自動車道の利用により広域配送拠点として活用できる。周辺の神奈川県内陸工業団地には、飲料/食品、自動車部品関連の工場や3PL(3rd Party Logistics)企業が集積しており、テナント企業のサプライチェーン効率化への貢献が期待される。

 環境面では、屋上に太陽光発電設備を設置し、施設全体に再生可能エネルギー由来の電力を供給する予定だ。構造部分に大林組が開発した低炭素型コンクリート「クリーンクリート」を一部使用するなど、建設、運用の両フェーズでCO2排出削減を図る。これにより、CASBEEやBELSなどの環境認証取得を見込む。

位置図 位置図 出典:大林組プレスリリース

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