LIXILは、建築物のホールライフカーボン削減に向けてSchueco Internationalとの戦略的パートナーシップを強化し、日本市場に向けた高性能アルミ建材などの展開を加速する。
LIXILは2025年4月24日、建築物のライフサイクル全体を通じたCO2排出量の削減に向け、独建材メーカーSchueco Internationalとの戦略的パートナーシップを強化すると発表した。
両社は2021年に合弁会社化した「シューコー・ジャパン」を通じて、日本特有の規格やニーズに適合する建材の展開を進めてきた。今回、Schuecoブランドの高性能アルミ窓「ASE60」やカーテンウォール「FWS50.SI」などの国内販売を本格化し、住宅やオフィスビルをはじめ、用途を問わず導入を促進する。
今回展開するSchueco製品は、ドイツのパッシブハウス研究所による省エネ基準「パッシブハウス」や、資源循環設計を評価する「Cradle to Cradle Certified」の認証を取得している。また、最大1.5(幅)×3.5(高さ)メートルの折れ戸「AS FD 90.HI」や、Uw値0.83の超高断熱ドレーキップ「AWS90 BS.SI+」など、多様な断熱製品を順次投入予定だ。
これらの取り組みにより、LIXILは2040年3月期までに国内ビル建材におけるUw値1.9以下の高断熱製品の販売構成比率を50%に引き上げる目標を掲げる。また、拡大するリノベーション市場向けにもSchueco製品の展開を検討する。
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