LIXILは、Googleの生成AI「Gemini 2.0」のAI技術とと自社の見積もりデータを組み合わせ、窓の写真をアップロードするだけで商品提案と概算見積もりができる新機能を、リフォーム営業支援アプリ「L-ポケット」に追加した。
LIXILは2025年4月21日、リフォーム営業支援アプリ「L-ポケット」に、窓の写真をアップロードするだけで商品提案と補助金額の算出を含む概算見積もりができる新機能を追加した。
新機能「スマホdeラクラクAI見積『ラクみつ』」のインプラス簡単見積シミュレーションは、Googleの生成AI「Gemini 2.0」のAI技術とLIXILの見積もりデータを組み合わせて実現。撮影した窓の画像をアップロードすると、AIが既存窓のサイズと仕様を推定し、内窓「インプラス」の規格サイズを自動選択する。既存窓や家屋の雰囲気に合わせたカラー提案も行い、ガラス種類やふかし枠など追加オプションも選択可能。
仕様が確定すると概算見積もりを表示。該当する補助金額も自動で計算し、データはPDF形式でダウンロードできる。リフォームを検討する人から該当する窓の写真を送ってもらうだけで概算見積もりが可能なため、採寸や状況把握のための現場調査の負担を軽減する。
「L-ポケット」は、LIXILリフォームネット(VC)とLIXILリフォームショップ(FC)の登録会員向けに、2020年11月から提供を開始した。今回の機能は登録会員以外の業者も利用できる「L-ポケットLite版」にも一部機能を提供する。LIXILは今後、「ラクみつ」を他製品にも展開する予定だ。
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