集合住宅向けに一括管理機能を提供、LIXILが新スマートホームサービス開発スマートホーム

LIXILはIoTホームLink「Life Assist 2」の集合住宅向け新サービスを開発し、マンションのデベロッパーやオーナーへの提案を開始した。

» 2024年12月09日 16時00分 公開
[BUILT]

 LIXILは2024年12月6日、 IoTホームLink「Life Assist(ライフアシスト)2」の集合住宅向け新サービスを開発し、マンションのデベロッパーやオーナーへの提案を開始した。

 新サービスには、AmazonのパーソナルAIアシスタント「Alexa」を事業者や地方自治体向けに提供するサービス「Alexa Smart Properties」を活用している。これまで戸建て住宅や集合住宅の各住戸を対象に展開していたLife Assist2を、集合住宅全体へ一括導入できるようになった。

Life Assist 2の画面イメージ Life Assist 2の画面イメージ 出典:LIXILプレスリリース

NTTデータと協業、

 LIXILは今回、Alexa Smart Propertiesを活用した高齢者住宅向けサービス「ボイスタ!」を提供するNTTデータと協業し、ファミリー層向けの集合住宅用サービスを開発した。ボイスタ!とLife Assist2を組み合わせることで、音声インタフェースによりマンション居住者の利便性と快適性を向上するとともに、事業者と居住者とのコミュニケーションを支援する。さらに、スマートキーなどLife Assist2と連携可能なさまざまな機器と連携することでスマートな暮らしを実現させる。

今回の取り組みのイメージ 今回の取り組みのイメージ 出典:LIXILプレスリリース

 集合住宅向けの新サービスでは、一括管理機能により、住民が個別にAlexaのアカウント設定することなく入居後すぐにAlexaとスマートホームを利用できる。Life Assist2と組み合わせることで家電操作も可能だ。コミュニケーション機能では、情報共有やイベント告知を通じて住民同士のコミュニティー形成を支援。さらに、「見守り」や写真共有などの家族のコミュニケーション機能により、子育て世帯やシニア層をサポートする。さらに、Life Assist2はマンションのエントランスロックや玄関ドア、宅配ボックスと連携し、訪問者の通知を確認できる。

 管理者向けには、簡単に利用できる情報配信機能を提供。事業者はAlexaを経由して点検のお知らせを配信したり、住民アンケート、各種リクエストの取得が可能だ。事業者のブランディング、PRにも活用が見込める。

 Life Assist2は、AmazonのWWA(Works With Alexa)認定を取得し、アプリ上で簡単にAlexaと連携できるようになった。Amazonの他の認定機器や今後のスマートホーム機器とスムーズに連携でき、スマートホームの価値向上につながる。

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