既存のAI積算による拾い出しでは、紙の図面をPCに取り込み、任意の寸法を指定すると、AIが部屋別/部材別に数量を自動算出。建材製品1邸分の見積もり作成にかかる時間が、従来の41分から15分に短縮する。
紙の図面を出力せず、CADデータを直接取り込むことにも対応している。国内の大手4社の住宅CADソフトには積算システムへの連携機能が搭載されており、出力したCADデータ(連携ファイル)を積算システムに取り込むだけで、自動で拾い出しする。対応しているCADソフトは福井コンピュータアーキテクトの「ARCHITREND ZERO」、コンピュータシステム研究所の「ALTA Revolution」、DTS「Walk in home」、CPUの「A's」。
また、打ち合わせ時に役立つ、見積書をはじめ、製品図面、間配り表、間取り図付き提案ボードといった資料も自動生成できる。間取り図付き提案ボードでは、積算システム上で確認した3DパースをQRコード化。QRコードを読み込むことで、設計者や施主がスマートフォンやタブレット端末を用いて3Dパースとしての立面情報を確認できる。
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