2025年4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。バンダイナムコホールディングスは、開幕に先駆け、4月9日には関西初上陸となる「実物大ガンダム像」とパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の全容を初公開した。パビリオン施設の建設は前田建設工業、パビリオンの内装工事やガンダム像の施工は乃村工藝社がそれぞれ担当し、万博会場でも強い印象を残すパビリオンを実現した。
大阪・関西万博で注目パビリオンの一つバンダイナムコホールディンスが出展する「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の開館式が2025年4月9日に現地で開催された。
パビリオンはガンダムシリーズが描いてきた「宇宙での暮らし」や「まだ実現していない科学技術」をこれからの未来の可能性ととらえることをコンセプトとした新作映像と、それを盛りあげるパビリオンのアトラクション演出を楽しめる。入り口には高さ約17メートルの「実物大ガンダム像」が出迎え、来場者を楽しませている。
実物大ガンダム像を目の前に行われた開館式では、バンダイナムコホールディングスから、代表取締役社長の浅古有寿氏、取締役副社長の桃井信彦氏が参加。バンダイスピリッツからは代表取締役社長兼チーフガンダムオフィサー 榊原博氏、バンダイナムコフィルムワークスからは代表取締役社長 浅沼誠氏が駆けつけ、テープカットした。
浅古氏は「ガンダムを通して、世界中の人々とつながり、ともに未来を考えるきっかけの場になってほしい。特に未来を担う子どもたちが、新しいテクノロジーや宇宙に興味を持ったり、新たな夢を抱いたりする機会となれば、こんなに嬉しいことはない」とコンセプトを語り、「エンタテイメントとしても楽しめる没入空間となっている。ここでしかできない唯一無二のガンダム体験を楽しんでいただきたい」と力を込めた。
開館式では『機動戦士ガンダム』の総監督を務めた富野由悠季氏のメッセージも紹介され、「(パビリオンで)ご覧いただいたものは、言ってしまうとまだ全部夢物語です。夢物語なんですけれど、未来が真っ暗ではないという感触を得られるのはとても大事なこと。多くの人に見てもらい、人類の未来と可能性についての認識を高めていただければ幸いだ」とエールを贈った。
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