Renderyは、AIにミッドセンチュリーなどの建築様式を複数画像で学習させて独自のAIモデルを育てられる。ブランドイメージや企業ごとのデザイン方針でも、事前に学習させた上でそのデザインに沿った内外観のスタイルが作れる。
SAMURAI ARCHITECTS CSO(最高戦略責任者) 高山慶太朗氏(※高=はしごだか)は、「(Renderyでは)過去の施工事例を学ばせたAIモデルを作れる。設計者の意向に沿ってチューニングできる生成AIサービスとして、建築設計や不動産、リノベーションの分野で広く利用されている」と語る。既に戸田建設や東京建物、東急不動産などでユースケースがあるという。
SAMURAI ARCHITECTSでは、デザインや建築に詳しくない人でも建築分野に参加できることを目指し、“空間デザインの民主化”に取り組んでいる。そのため、Renderyの操作性も分かりやすさに重点を置いている。
RenderyはWebブラウザ上で稼働するので、別途アプリをインストールする必要はない。利用料金は月の生成枚数30枚に限定した無料のフリープラン、生成枚数が無制限のBASICが月額5000円、独自のモデルを追加学習で使えるPROが8000円、法人向けENTERPRISEは要問合せ(全て税別)。
CAD:照明設計の民主化を掲げる無料サービス「CHUBIC」が機能拡充 平面図から自動で照明プラン提案
第9回 JAPAN BUILD TOKYO:配筋作業の工数を9割削減、ArentのRevitプラグイン「Lightning BIM 自動配筋」
AI:オフィスレイアウトをAIが自動生成、設計初期段階で活用 オカムラとテクトム
産業動向:インフロニアとアクセンチュアが合弁会社設立 最新デジタル技術でインフラの課題解決支援
AI:AI音声認識を用いた現場報告システムを開発 実証で年2000時間の作業時間を削減
HEMS:家の電気をAIで制御する「知能を手に入れた家」 パナソニックのHEMS機器「AiSEG」に最新型Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10