aeco lightは照明設計ツール「CHUBIC」に、平面図から自動で照明器具を自動配置し、照明プランを提案する機能を追加した。
照明のデザインや企画、設計、販売などを手掛けるaeco lightは2025年2月、自動で照明器具の提案や照度計算を行う照明設計ツール「CHUBIC(チュービック)」を2.0にアップデートした。
CHUBICは、aeco light 代表でライティングデザイナーのJimmy Chu(ジミー・チュー)氏が「全ての空間に良い照明を」のコンセプトで、誰もが効率的に照明デザインを行える無料ツールを目指して開発。ルービックキューブと代表の「Chu」にちなんでサービス名を名付けた。
照明器具メーカーが販売する800以上の製品情報をデータベース化しているため、平面図を専用Webサイトにアップロードし、照明器具を配置すると高度なアルゴリズムでJIS推奨の基準に基づき明るさの値となる照度を自動計算。平面図上で照度を見える化し、計画や施主の要望が変わったっても、シンプルなインタフェースで器具の置き換えや配置、数量を修正できる。
今回のアップデートでは、独自の照明プラン生成エンジンを搭載。平面図をアップロードし、照明スタイルを選択すれば、AIが各部屋の特徴や寸法に合わせた最適な照明プランを自動生成する。選べるスタイルは「リラックス」「ナチュラル」「ブライト」の3種類で、雰囲気を選べば図面に応じた照明提案が可能になる。
従来のCHUBICにも、平面図データを自動で読み込み、最適な照明器具の提案や照度計算を行う機能が組み込まれていたが、新たに照明器具の自動配置機能を追加した。専門的な照明設計スキルがなくても正式な照明プランを簡単に生成し、設計作業の効率と精度がさらに向上している。平面図をアップロードして、部屋の種類、家具と好みのスタイルを選ぶだけの直感的な操作性により、照明設計者や建築家だけでなく、施主も含む関係者全員がすぐ使える。
照明プランが決定した後は、見積りや器具リスト、照度や色温度などが表記された図面をそのまま出力してプレゼンに使える。Web上ではCHUBICユーザー限定の特別価格で製品購入も可能だ。
利用方法は、専用サイトでのメールアドレスかGoogle アカウントの連携で登録すれば無料ですぐに使える。
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