福岡天神センタービル建て替え着工 竹中らのJVが施工、2028年度竣工：プロジェクト

野村不動産と竹中工務店は、福岡県福岡市中央区の複合ビル「福岡天神センタービル」の建て替えに着工した。地上21階、地下3階建、延べ床面積約69000平方メートルの複合ビルとして、2028年度の竣工を予定している。

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　野村不動産と竹中工務店は2025年12月16日、福岡県福岡市中央区の複合ビル「福岡天神センタービル」の建て替えに着工したと発表した。竣工は2028年度を予定している。

外観完成予想パース　出典：野村不動産プレスリリース

　新たなビルは福岡市営地下鉄「天神」駅に直結するオフィスと商業施設の複合ビルで、建物はS／SRC／RC造の地上21階、地下3階建て。延べ床面積は約69000平方メートル。設計は竹中工務店、施工は竹中／西鉄建設／九州特定建設工事共同企業体（JV）が担う。

　明治通りと昭和通りに大きく面した南北貫通通路を設ける他、近接するバス停付近には来街者の憩いの場やイベントに利用できる地上広場を計画し、来街者の回遊性とにぎわいの創出を図る。

賑わいと回遊性を高める南北貫通通路と基壇部　出典：野村不動産プレスリリース

完成予想イメージ　出典：野村不動産プレスリリース

　2階のオフィスエントランスには入居企業専用ラウンジを設け、ランチや休憩、パーソナルワーク、ミーティング、貸し切りイベントなどに対応する。さらに、玄界灘を見渡せる屋上にはテラスラウンジを設置。業務内容や目的に応じて働く場所を選択できる共用部を整備する。

目的に応じて働く場所を選べる共用部　出典：野村不動産プレスリリース

　環境認証については、CASBEE福岡／建築（新築）でSランク相当、BELS認証（オフィス部分、ZEB Oriented）の取得を予定する。さらに、環境配慮型コンクリートの採用や既存地下躯体の再利用、リサイクル建材の活用により温室効果ガス排出の抑制を図るほか、Low-eガラスや庇（ひさし）による日射遮蔽制御で環境負荷低減を図る

外観と施設構成　出典：野村不動産プレスリリース