建設事業者向けマッチングサイト「CAREECON」と建設業務用ビジネスツール「CAREECON Plus」を提供するBRANUは、三井住友海上火災保険と協業する。両社は「CAREECON Platform」の機能拡充や新たな保険サービスの提供を進め、建設事業者が直面する多様な課題に対応する体制を整備する。
「建設業界をテクノロジーでアップデートする。」をビジョンとして掲げるBRANU(ブラニュー)は2025年1月16日、三井住友海上火災保険との協業を発表した。両社は業務効率化や自然災害、労務リスクへの対応力を向上させるべく、概算保険料試算ツールや新たな保険商品などのサービスを提供する。
BRANUが提供する「CAREECON Platform(キャリコン プラットフォーム)」は、建設事業者向けマッチングサイト「CAREECON」と、施工管理、経営管理、採用管理を支援する統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」で構成された建設DXプラットフォーム。受発注業務のオンライン化や人材不足など慢性的な課題を解決し、DXの促進を通じて経営改善を実現している。
三井住友海上は、労災防止や自然災害対策、BCP(事業継続計画)策定支援といったリスク管理ソリューションの提供に加え、建設業特有の課題に応じた保険商品を展開。建設事業者が直面する多様なリスクを軽減し、業界全体の安全性向上と持続可能な事業基盤の構築に貢献している。
今回の協業は、両社の強みを生かし、包括的な解決策を提供することを目的としている。CAREECON Platformの経営支援機能と三井住友海上のリスク管理ノウハウを組み合わせ、建設事業者の経営基盤を強化し、業務効率化や自然災害、労務リスクへの対応力を向上させる体制を整備する。
また、セミナーや勉強会を通じたリスク管理やDXの重要性の共有、地域ごとのリスク特性や事業者のニーズに応じた支援を提供し、中小規模事業者を含む建設事業者が安心して事業を運営できる環境を整え、業界全体の持続可能な成長と経営基盤の強化に貢献する。
両社が新たに提供するサービスとしては、必要最小限の入力で概算保険料の試算が可能なツールを開発中の他、三井住友海上の全国代理店ネットワークと連携した保険提案、自然災害や労務管理、サイバーリスクへの対応をテーマにしたセミナー開催、中小建設業者に向けた具体的なリスク管理のアドバイスやツールを予定している。今後、サービスの詳細提案や契約手続きは、三井住友海上子会社の三井住友海上エイジェンシー・サービスが担当する。
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