INBYTEの「AIサラウンドカメラシステムSVI-8004」は、建機の周囲360度の映像を取得し、AIが接近する車両や人を検知。音や視覚で警報を発し、工事現場の重篤事故を防ぐ。
INBYTE(インバイト)は2024年11月25日、「AIサラウンドカメラシステムSVI-8004」をオープン価格で発売した。
乗用車に純正で搭載しているサラウンドビューシステムは、トラックや建設重機、特殊車両の大型車には重要が多い一方で、メーカー純正品として装着することは難しい。
AIサラウンドカメラシステムSVI-8004は、車輌に取り付けた4つの高性能FullHDカメラで、車輌を上から見下ろしている映像を作りだし、車輌の周囲360度をひと目で確認できる。カメラ映像はAIが分析し、接近する車や人を検知すると、車両からの距離で赤と黄色の枠で表示しながら音で警報を発する。車輌周りの死角を無くすだけでなく、発進時や右左折時、工事現場や道路整備、除雪作業などの事故防止が実現する。カメラシステムは大型車両専用に設計されており、既存の大型車に後付け可能だ。
運転状況に応じ、前方や後方、前後左右のフルHD超高画質映像のビューモードを設定できる。4つの各カメラの映像(25フレーム/秒)は、最大1TBのUSBメモリーに60日程度保存可能なため、万一の事故が起きた際に原因把握などで役立つ。防水仕様はIP68で、12V車や24V車に対応しており、入力電圧は9〜36Vだ。
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