オプトルが提供するステレオカメラとAI技術を組み合わせた「クレーン作業安全支援システム」が、東北経済産業局「TOHOKU DX大賞2024」のソリューション部門で最優秀賞を受賞した。
オプトルは2024年11月21日、ステレオカメラとAI技術を組み合わせた「クレーン作業安全支援システム」が、東北経済産業局「TOHOKU DX大賞2024」のソリューション部門で最優秀賞を受賞したと発表した。
クレーン作業安全支援システムは、これまで主に誘導員による目視で対応していたクレーン作業の安全確認をデジタル技術で支援する。吊(つ)り荷と作業者を自動検出して位置関係を立体的に測定。結果をもとに衝突の危険性を検知し、クレーン操縦者に警報を発することで衝突事故を防ぐ。全国42現場で利用された実績があり、導入後の事故はゼロだという。
また、アプリを活用することで、システムが抽出した各現場の危険シーンや作業シーンの録画を現場での危機管理学習に利用できる。
TOHOKU DX大賞は東北地域におけるDX推進を目的に、データやデジタル技術を活用した自社のビジネスの変革や、ユーザーの課題解決などに貢献するソリューションを提供する企業/団体のうち、特に優れたものを表彰する取り組み。自社のDXに該当する「ビジネスイノベーション部門」と、他社や地域のDXや利用者のUI/UXの向上を満たす「ソリューション部門」の2部門がある。
ソリューション部門の優秀賞には、スリーが提供する、施工前物件のバーチャルツアーを低コストで実現できる「エクスプレスパース」が選ばれた。AIを活用し、住宅設計図をもとに、Webサイト上で施工後の3D室内イメージを最短1日で生成する。住宅の商談の際に平面図面に3DCGを組み合わせることで、工務店やハウスメーカーの提案力強化や顧客体験の向上に貢献する。
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