コムエッジでは、ユーザーが3Dマップを作成する際の技術支援やサポートも行う。3Dマップは、点群データなどから生成した位置情報の上に各種情報を重ねることに大きな意味がある。こうした際、地図上にどのような情報を取り込み、どのように見せるか/利用するかは、各ユーザーが3Dマップをどのような目的で使うかによって違ってくる。
Com's Mapperは、コムエッジが提供するGIS関連サービスのシリーズだ。Com's Mapperシリーズは、地図の位置情報とそれに関連した各種の情報を統合/連携/リンクなどすることで新しい価値を生む。Com's Mapper 3Dは、Com's Mapperシリーズとして3D ローカルマップに対応したソリューションとなる。
3Dローカルマップは、特定のエリアだけを3D空間情報化したものだ。3Dのローカルマップにすることで、紙の図面と違い、特定エリアの最新の情報を立体的に確認できる。そのため、現地に出向いて回り込まないと見えないような場所も可視化される。
3Dローカルマップは、大縮尺で高精度な情報のため、施設や建物の調査、維持管理などの業務にも使える。
コムエッジでは、実際に点群データの取得をメインに請け負うのではなく、基本的にはユーザーが点群データを取得するサポートも行う。3D地図の作成に必要な点群データを取得することにも対応している。
3Dマップを作成するには、3Dスキャナーによるデータ取得が必要だが、コムエッジのブースでは、ドイツのNavVisが開発した次世代ウェアラブル型スキャナー「NavVis VLX(ナビビズ ブイエルエックス)3」を使ってローカルデータの取得を提案した。
NavVis VLXは、本体に複数のカメラを搭載し、点群データと同時に画像の取得もできる。これによって、パイプのサビや塗装の剥離箇所、壁にあるヒビの状態なども人が見て分かりやすい品質でデータ化する。
コムエッジは、Com's Mapperシリーズに代表される製品の他、GISやWeb、モバイル関連のソリューションなどのシステムを開発している。そのため、ユーザーの必要に応じてCom's Mapper 3Dに機能を追加したり、外部サービスと連携したシステムを構築したりといったカスタマイズにも対応するという。
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