コムエッジの「Com's Mapper 3D」は、GIS関連サービスのCom's Mapperシリーズの1つ。3Dスキャナーなどで取得した点群を用い、特定範囲を3Dマップ化するソリューションで、作成した地図にタグを付与することで管理台帳にも使える。
コムエッジは「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2024」で、3Dローカルマップの活用サービス「Com's Mapper(コムズマッパー) 3D」を展示した。
コムエッジは、GIS関連のソフトウェア開発をメイン業務に据えるシステム開発企業だ。2005年の設立で、GISを活用するサービスについて、企画から、開発、データ処理までを守備範囲とし、自治体や各産業の企業に多彩なソリューションを提供している。
昨今は、点群データで構築される3Dマップがさまざまな用途で活用されている。しかし、自社の業務に落とし込んだ場合、3Dマップが自社のビジネスをどのように改善するのかが見えてこない場面もあるようだ。
3Dの空間情報は、使い方によっては新規事業の創出や業務の大幅改善につながることもある。しかし、扱う情報量が膨大なため、ジャストフィットするサービスを構築してユーザーに提供するには多くのノウハウと技術力が不可欠だ。コムエッジが今展のブースで紹介したCom's Mapper 3Dは、こうしたニーズを対象にGIS情報を利活用するためのサポートとなるサービスだ。
Com's Mapper 3Dの活用例としては、現地のデータを使ってローカルな3Dマップを作り、マップ上にポイントやタグなどを配置する仕組みを解説した。ローカルな3Dマップでは、地図上に配置したポイントやタグをクリックすることで詳細情報をポップアップ表示したり、指定場所にリンクしたりできる。
ポップアップ表示の関連情報を使えば、メンテナンス業務で補修や修繕が必要な箇所を3Dマップ上で指定し、現地で作業にあたるスタッフに指示できるようになる。作業後の状態を入力すれば、作業履歴の管理にも使える。
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