現場での撮影を効率化できるGFX100だが、ユーザーにとって懸念材料がある。それは価格だ。高い撮影能力を持つGFX100だが、レンズを含めた実売価格は100万円を超える。従来の2400万画素カメラの20万円程度に比べれば、導入コストが負担となってしまう。
こうした不安に対する富士フイルムの答えが、2024年5月に開始された機材のレンタルサービスだ。GFX100のボディーとズームレンズ2本にバッテリー、記録メディアから三脚までがセットとなり、5日間で4万2790円(税込み)で使える。
レンタル日数は、最短の5日間の他に、10日間、15日間と5日きざみで1カ月(31日間)まで。通常の点検業務であれば最短の5日間で十分だろう。しかし、海外や複数の現場で検査する場合にレンタル期間が選べるのは安心だ。
GFX100はカメラボディーだけでも70〜80万円する高級モデルで、プロ写真家の要求にも応える品質と機能性を備えている。そのため、設定可能な項目は多い。しかし、レンタルサービスでは、ひびみっけで使用するのに最適な設定がされた上で貸し出される。そのため、ユーザーが設定を変更や調整をする必要がない。
ひびみっけで使う際の基本的な設定やカメラの使い方は、メーカーのサポートも受けられる。カメラや撮影法に詳しくなくても、現場での撮影が確実に行える。
基本的にひびめっけはカメラのメーカーを問わすに使える。しかし、撮影機材とソフトウェアが同一メーカーからリリースされていることに対する安心感は大きい。特に、画像を使った点検業務の導入や強化に挑戦しようとする建設コンサルタントや点検会社にとっては大きな魅力となるだろう。
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2024:実証実験のその先へ “ドローン相談窓口”となるプラットフォームをNIROが提供
Japan Drone 2024:“レベル4”を見据え、空のラストフロンティアを開放するソフトバンクのドローン統合基盤「SoraBase」
AIでインフラ点検の常識を変える!:キヤノンがNEXCO総研や東設コンサルと三位一体で目指す点検DX 最新機能の「変状ランク判定」は年内実用化
ドローン:「能登半島地震」の倒壊家屋を狭小空間用ドローンで現況調査、Liberaware
ドローン:Starlinkとポート付きドローンで目視外自律飛行、現場監理の時間を8割短縮 大林組とKDDI
ドローン:ブラウザからドローン「Skydio X10」を遠隔操作する専用ソフト、2024年度上期に提供開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10