日立ビルシステムは、会員制Webサイト「昇降機プランニングサポート」をリニューアルした。エレベーターの概算見積金額や意匠イメージを確認できる「概算見積シミュレーター」などの新機能を追加している。
日立ビルシステムは2024年8月26日、日立ビルシステム製のエレベーター(EV)やエスカレーター(ES)といった昇降機の顧客を支援する会員制Webサイト「昇降機プランニングサポート」をリニューアルし、同日に公開したと発表した。
新しいWebサイトには、新機能として「概算見積シミュレーター」を搭載。エレベーターの仕様を選ぶと、概算見積金額が分かる。設置イメージも表示されるため、建築計画の早い段階からEV/ESの具体的な検討を進められる。
また、「昇降路プランニングツール」も新たに加わり、エレベーターの仕様を選ぶことで、エレベーターが通る昇降路の寸法を図面と合わせて確認できる。
Webサイト上では、氏名や会社名、メールアドレス、業種を登録することで、全機能を無償で利用可。もともと備えている機能は、ビルの交通機関としての機能を算出する「Web交通計算サービス」に加え、EVやESのBIM用ファミリ(BIMパーツ)やCADのシンボルを提供している。
交通計算は、待ち時間の目安となる1階からエレベーターが出発する時間間隔の平均値、フル回転で5分間の輸送能力、出発階からエレベーターが出発していく時間間隔の平均値となる一周時間、60秒以上待たされる人の割合を示す長待ち確率、平均待ち時間が確認できる。
昇降機プランニングサポートの推奨環境は、Microsoft Edge、Firefox、Google Chromeのそれぞれ最新版(Windows 10)。
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