大林組とNTTコミュニケーションズは、ドローンを用いた完全無人巡回による工事進捗管理の実証実験を3カ月間実施した。屋内建設現場の巡回が10分に短縮する。
大林組とNTTコミュニケーションズは2024年3月22日、ドローンを用いた完全無人巡回による工事進捗管理の実証実験を3カ月間実施したと発表した。屋内建設現場の巡回でこれまでは1時間掛かっていたが、10分に短縮した。
両社は、東京都港区の大規模建設現場で2023年11月〜2024年2月、平日の21時から約10分間のドローン飛行を合計56回実施した。ドローン機器は、Skydio製の自律飛行型ドローン「Skydio 2+」と、ドローンポートシステム「Skydio Dock and Remote Ops.」を用いた。
Skydio2+は、機体の上下に備えたカメラで取得した映像で、周囲の3次元環境と自己位置を推定。自ら障害物を回避し、安全に現場を自動巡回する。
ドローンの離着陸基地となるSkydio Dock and Remote Ops.は、自動給電やドローン映像のリアルタイム配信、クラウドへの映像や画像の自動アップロードといった機能を備える。遠隔地から現場状況を確認できるため、施工管理者や発注者も安全に工事進捗が分かる。飛行に際しては、あらかじめ飛行ルートやスケジュールをクラウドサービス「Skydio Cloud」上で設定する。
両社は、2024年度内の建設現場での本運用開始を目標としており、今後は現場への導入支援体制の整備を図る。今回の実証ではドローンで撮影した動画で進捗を確認したが、将来は動画から切り出した連続的な静止画を点群生成ソフトで解析することも視野に入れる。
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