レオパレス21の管理物件でスマートロック導入件数が20万戸を超えた。入居者の利便性を向上するとともに、同社における鍵関連業務を年間約10万時間削減するなど業務効率化にもつながっている。
レオパレス21は2024年1月10日、管理物件におけるスマートロック導入件数が20万件を超え、鍵に関する業務を年間で約10万時間削減したと明らかにした。
スマートロック設置の住戸では、スマートフォンの専用アプリやICカード、暗証番号入力など複数の認証方法により玄関ドアを解錠する。入居者の鍵紛失リスクの軽減、オートロックによる閉め忘れを防止し、さらに、時間制限のある鍵チケットを発行することで家族や友人でも一時的な解錠が可能となる。
賃貸管理業務においても、物理キー設置の物件と比べて以下の業務が削減できる。
なお、スマートロックは、ビットキーが販売するスマートフォンアプリやICカード、テンキーの施錠と解錠に対応する「edロックPLUS Bitkey Edition」とコンパクトサイズの「bitlock MINI/bitreader+」を採用している。
今回の発表に先立ち、レオパレス21は2022年1月、管理する賃貸物件の約8割に相当する44万戸にスマートロックを導入すると発表した。単独の企業/個人が管理する賃貸住宅へのスマートロック導入としては業界最大規模となり、ほとんどの管理物件で契約手続をオンライン化できることになる。
レオパレス21では、不動産とITを融合した「不動産テック」を積極的に推進している。部屋探しから入居までをオンラインで行えるサービスを拡充することで、入居者の利便性向上や、賃貸管理物件の価値向上を図る。
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