戸田建設と戸田建設グループの東和観光開発は、茨城県常総市の街づくりエリアで、天然温泉とサウナスパの機能を兼ね備える温浴施設の開発を施主として計画し、2023年10月に着工した。
戸田建設と戸田建設グループの東和観光開発は、戸田建設がPPP事業協力者として参画する茨城県常総市の「アグリサイエンスバレー常総」で、「(仮称)常総プロジェクト温浴施設」をイチケンの施工で、2023年10月12日に地鎮祭を執り行い、2024年度内の完成を目指して着工した。
2023年5月にまちびらきを迎えたアグリサイエンスバレー常総は、圏央道常総インターチェンジ周辺エリアを中心に、「食と農と健康の産業団地」をテーマに、多数の地権者が所有する農地を集約して大区画化し、生産から、加工、流通、販売までの一気通貫した事業施設を整備することで“農業6次産業化”を目指す都市計画。2023年4月の道の駅常総の開業以来、エリア全体への来場者数は100万人を超えるなど、地域創生の街づくりを掲げる。
戸田建設は、事業の構想段階から地域に入り、市、地権者と3者で、官民連携協定を結び、土地区画整理事業の業務代行者としても事業を推進している。
(仮称)常総プロジェクト温浴施設は街づくりの一環で、東和観光開発はSAKURA PIRATESとともに、2024年度内のグランドオープンを予定している。既に開業している「TSUTAYA BOOKSTORE常総インターチェンジ」と併せ、アグリサイエンスバレー常総で推進する農業6次産業化のうち、多様な人が集う3次産業の場を創出することで、常総市の活力ある個性豊かな地域社会の形成や発展に貢献していく。
施設は、天然温泉による露天風呂を備えた温浴施設に加え、7つのサウナルームと関東最大級のホールサウナ「サウナスパリゾート」の機能を兼ね備えた温浴施設となる予定だ。また、常総市や近隣地域の地産食材を豊富に使用したレストラン、リラクセーションサービスも充実させ、ファミリー層からシニア層まで、幅広い世代が楽しく滞在できる施設とする計画だ。
施設名称は公募で選定し、詳細は今後、SAKURA PIRATESから随時発表される。
建設地の所在地は、茨城県常総市むすびまち3番地。敷地面積は2万948.81平方メートル、建築面積は1272.99平方メートル、延べ床面積は1938.27平方メートルを予定している。設計・監理はアクアプランニング、ROUNDARCH 一級建築士事務所、施工はイチケンが担当する。
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