国立競技場や明治神宮球場に隣接するスポーツ施設の集積地「スポーツクラスタ」の中心地で、屋内全天候型の多目的施設「新秩父宮ラグビー場」の建設が開始された。ラグビーの試合で約1万5000人、イベントで最大約2万5000人を収容できる多目的施設となる見通しで、鹿島建設が施工を手掛け、2030年の開業を目指す。
鹿島建設、三井不動産、東京建物、東京ドームは2026年2月12日、東京都新宿区に整備する屋内全天候型多目的施設「新秩父宮ラグビー場」の建設に着手したと発表した。収容人数はラグビー開催時約1万5000人、コンサートなどイベント開催時は最大約2万5000人。I期工事完了後の2030年開業を目指す。
トップパートナーには三井住友フィナンシャルグループが就任し、副名称が「SMBC Olive SQUARE」に決定した。2030年5月予定の運営開始日から効力が発生する。
(左から)三井不動産 代表取締役社長 植田俊氏、鹿島建設 代表取締役会長 兼 社長 押味至一氏、三井住友フィナンシャルグループ 取締役 執行役社長 グループCEO 中島達氏、東京建物 代表取締役社長執行役員 小澤克人氏 筆者撮影新秩父宮ラグビー場の建設地は、国立競技場や明治神宮球場に隣接する「スポーツクラスタ」の中心に位置する。JRや地下鉄など5駅からアクセス可能な立地で、地下1階/地上8階建て(高さ46.25メートル)、延べ床面積は約7万3000平方メートル。構造は地上部の柱がRC造、梁(はり)はS造(一部CFT造、S造)、地下はRC造(一部CFT造)。設計は鹿島建設と松田平田設計による設計共同企業体が担当し、設計協力として内藤廣建築設計事務所、POPULOUSが参画する。施工は鹿島建設が担う。
事業はPFI法に基づき、建設後に日本スポーツ振興センター(JSC)へ所有権を移転すると同時に運営権を事業者が取得し、30年間の運営/維持管理を担当する。
神宮外苑地区では現秩父宮ラグビー場が築78年、明治神宮球場が築99年を迎え、老朽化が課題となっている。現在の場所で建て替えると長期間にわたり競技ができない期間が発生するため、神宮球場とラグビー場の場所を入れ替えながら、段階的に整備する計画とした。
計画ではまず、神宮第二球場跡地に新ラグビー場を整備し、その後、現ラグビー場跡地に新野球場と併設のホテル棟を建設。スポーツ施設としての機能を維持しながら再編を進める。II期工事では移転した野球場の敷地に約1.5ヘクタールの南側広場を整備する。
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