「麻布台ヒルズ」の全貌を徹底解剖 高さ日本一330mの“森JPタワー”を含む、延べ86.1万m2の街が11月開業あべのハルカスを抜き日本一の超高層ビルが誕生(5/7 ページ)

» 2023年08月17日 14時30分 公開
[石原忍BUILT]

街全体で総貸室面積約21.4万m2のオフィス

 ワークプレースに関しては、街全体で総貸室面積は約21万4500平方メートル。「麻布台ヒルズ森JPタワー」の7〜52階(貸室面積約20万4600平方メートル)を中心に、「ガーデンプラザB」3〜5階(貸室面積約4200平方メートル)、「麻布台ヒルズレジデンスB」3〜5階(貸室面積約5700平方メートル)から成り、計約2万人の想定就業者を見込む。

公開されたオフィスフロア 公開されたオフィスフロア
オフィスフロアからの眺望 オフィスフロアからの眺望 提供:麻布台ヒルズPR事務局

 このうち、麻布台ヒルズ森JPタワーの基準階の貸室面積は約4800平方メートルで、国内最大級のフロアプレートを有し、グローバル企業の多様なニーズに応える国際水準のオフィスとなる。

 麻布台ヒルズ森JPタワーの33〜34階に整備する約3300平方メートルの「ヒルズハウス」は、入居企業とその従業員が、街全体をワークプレースとして使うための施設。企業の垣根を超えてワーカーが集うクラブハウスとしての「場」と、街の機能やサービスをカスタマイズできる「仕掛け」は、街と企業が連携して理想的な働き方を模索し、企業間のマッチングやアイデアを生み出す。

ヒルズハウスのメンバーズラウンジ ヒルズハウスのメンバーズラウンジ 提供:麻布台ヒルズPR事務局

 ガーデンプラザBの4〜5階に位置する「Tokyo Venture Capital Hub」は、日本初の大規模なベンチャーキャピタル(VC)の集積拠点。日本のVC業界をけん引する独立系VC、日本の大企業を母体とするコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)など合計約70社が集う。約3600平方メートルのエリアは、オフィス区画だけでなく、多くのCVCも参画できるようにコワークエリアを設けている。

「Tokyo Venture Capital Hub」のイメージ 「Tokyo Venture Capital Hub」のイメージ 提供:麻布台ヒルズPR事務局

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