万博工事で建機燃料をバイオディーゼルへ、建設施工分野の“GX”を提案する「西尾レントオール」第5回 建設・測量生産性向上展(3/3 ページ)

» 2023年08月03日 09時28分 公開
[加藤泰朗BUILT]
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毎日の朝礼内容にスマホでアクセスする「スマート朝礼」

 作業環境を改善する技術では、携帯端末を活用して朝礼場所の制約をなくし、QRコードから朝礼内容にアクセスするNAiT(ナイト)の「スマート朝礼」、無線メッシュLAN「PicoCELA」を活用した西尾レントオールオリジナルサービス「作業者体調管理IoTソリューション」「現場内機械予約管理IoTソリューション」を動画とともに解説した。

「スマート朝礼」。朝礼掲示板が見えにくい、声が聞き取りにくいなどの課題を解決 「スマート朝礼」。朝礼掲示板が見えにくい、声が聞き取りにくいなどの課題を解決
「作業者体調管理IoTソリューション」。PicoCELAと腕時計型ウェアラブルセンサーやポータブル型作業環境計測器を組み合わせ、作業業者の体調の変化をリアルタイムで監視 「作業者体調管理IoTソリューション」。PicoCELAと腕時計型ウェアラブルセンサーやポータブル型作業環境計測器を組み合わせ、作業業者の体調の変化をリアルタイムで監視
「現場内機械予約管理IoTソリューション」。PicoCELAと、建機に取り付けたタグを使って、建機の稼働や空き、予約といった状態を見える化する 「現場内機械予約管理IoTソリューション」。PicoCELAと、建機に取り付けたタグを使って、建機の稼働や空き、予約といった状態を見える化する

メーカーにはできない、"痒いところに手が届く"サービス

 他にも生産性向上に寄与する西尾レントオールオリジナルサービスとしては、オンラインで配管工具をレンタルサービス「配管TOOL.COM」をPR。「管材は、サイズやメーカーによって使用工具が異なる。工具を間違えると施工できないので、レンタルする際に管径やメーカー確認などの何度もやりとりが発生し、時間がかかっていた。配管TOOL.COMを使えば、ユーザーが使用したい工具をオンライン上で自ら選択できるので、手間が解消される」(製品説明担当者)。

 また、「HAIKAN-SmartWork」は、PE管融着機の施工時の情報や、配管埋設位置のGPS座標、接合時の作業内容や現場写真などをクラウド上で一元管理するPE管施工情報管理システム。2023年5月末時点で、複数の現場で試験施工を行い、システムのブラッシュアップに取り組んでいるという。

 鋼管スパイラル杭「マルチスクリュー」は、支柱などに使用する鋼管の先端をドリル状に加工したもの。「通常、現場に仮囲いを設置する際は、鋼管を打ち込んでいたが、手間もかかるし、騒音などの課題もあった。マルチスクリューは電気を使ってドリルのように鋼管を回しながら埋め込むので、比較的容易に、騒音も少なく支柱を設置できる」(製品説明担当者)。

鋼管スパイラル杭「マルチスクリュー」。スクリューを回転させて、鋼管を埋め込む。スクリューを逆回転させると簡単に抜けるため、撤去時の手間も省ける 鋼管スパイラル杭「マルチスクリュー」。スクリューを回転させて、鋼管を埋め込む。スクリューを逆回転させると簡単に抜けるため、撤去時の手間も省ける

 平氏は、西尾レントオールでオリジナルサービスを開発する理由を「メーカーは大量生産して大量販売が前提となっている。そのため、需要が少ないサービスの開発は難しい。当社は自社で技術開発し、サービス化してレンタル提供することでニッチな部分へのアプローチが可能だ」と強調。今後もユーザーの痒いところに手が届くサービスを発掘して、開発に取り組んでいくとの意気込みを語った。

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