トプコンは、第5回 建設・測量生産性向上展で7つのテーマを設け、建設業のICT活用を後押しするソリューションを紹介。最新テクノロジーを現場に導入することで、若手人材の雇用とスキル習得を促進し、建設業界の好循環の創出を目指す。
「コンストラクション」から「コンスト楽ション」へ、をコンセプトに、ICTを活用したさまざまな建設DXソリューションを展開するトプコンは、「第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2023)」(会期:2023年5月24〜26日、幕張メッセ)に出展。ここ数年で変化が著しい建設業の課題解決を“楽”にする同社のソリューションを「小規模ICT施工」「トータルDXソリューション」「次世代インフラメンテナンス」「デジタル建設施工」「つながるICT」「一歩先行く3D計測」「安心サポート」の7テーマでPRした。
7テーマを展示の軸に据えた理由をブース責任者は次のように話す。「建設業界が長年抱える課題の1つに、若手人材の雇用がある。どうしたら若手を惹(ひ)きつけられるか。その答えが、最先端テクノロジーに触れられ、そのスキルを学べる環境があることだろう。スキルを習得できれば、若手でも入社してすぐ活躍ができる機会が生まれ、仕事にやりがいを感じるようになるという好循環が生まれる。会社側としても、即戦力となる若者が増えれば各現場の工期が見え、利益を把握しやすくなる。その利益の一部を次のICT活用に投資することで、次の若手人材が入社するという好ましい連鎖につながるはずだ」。
今展のトプコンブースで特に注目してもらいたいのは、「小規模ICT施工」と「トータルDXソリューション」だと、ブース責任者は続ける。
小規模ICT施工コーナーでは、小規模な現場でのICT建機の活用を楽にするソリューションとして、「杭ナビショベル」を紹介。レイアウトナビゲーター「LN-150(杭ナビ)」を、全周プリズムを取り付けた小型ショベルのマシンガイダンスのセンサーとして用いるソリューションだ。
LN-150は、自動整準機能を実装しており、設置に手間がかからない。スマートフォンやタブレットなどの専用アプリで容易に扱え、これまで複数人で行っていた出来形計測や構造物の計測、丁張などの作業を1人でこなせる。
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