温度変化などによる日常的な変位の記録は、グラフで見える化するとともに、日常時の範囲やあらかじめ指定した閾(しきい)値を超えた変位を検知した場合は、即座にメールで知らせてくれる。パスコの担当者は「毎日測ることができる“体温計”のようなサービス」と、その特徴を語った。
センサーの重さはわずかに400グラムと軽量。約5年間は交換が不要な電池で駆動するため、電源や配線の工事が要らず、設置場所を選ばない。
計測したデータはLPWA(Low Power Wide Area:低消費電力で長距離通信を可能とする無線通信技術)でクラウドに送られ、遠隔地の事務所のPCなどからインターネットを介して確認できるため、巡回点検の負担軽減や維持管理に携わる職員の省人化が期待される。
Infra Eyeは、センサーのレンタル、センサーの通信費、データ閲覧サービスなどから成る定額制サービスとして提供される予定だ。パスコの担当者は、「これまでにも構造物の変異など測るセンサーなどは販売されていたが、センサーの取り付けから運用までをオールインワンでできる点は、他にはない強みだ」と強調する。サービスの提供開始は、2023年4月を予定している。
パスコの最新ICT測量や請負契約の電子化など、生産性向上につながるセミナー
パスコ、3Dビジュアライゼーションソフトの国内販売を開始
3次元ビジュアライゼーションソフト「TerraExplorer」の日本語版を販売開始、パスコ
0.1ミリのひびを捉えるインフラ点検ロボット、大和ハウスが販売開始
パスコが森林の境界明確化を支援するサービスの提供をスタート、軽量で運搬も容易
驚きの“ブレ補正”で遠隔臨場を強力サポート、ザクティのウェアラブルカメラ「CX-WEシリーズ」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10