オフィスや工場を対象に「未然予防診断サービス」の提供開始、NECファシリティーズら防災

NECファシリティーズとMS&ADインターリスク総研は防災に役立つ「未然予防診断サービス」を開発した。

» 2022年03月07日 13時00分 公開
[BUILT]

 NECファシリティーズとMS&ADインターリスク総研は、製造業の工場や一般事務所・商業施設などを対象に、自然災害(主として風雪水災害)に起因する損害を未然に防ぐことを目的とした「未然予防診断サービス」を共同開発し、2022年2月16日に提供を開始した。

年間50件の提案を目標に

 近年、国内では、地球温暖化の影響で自然災害が激甚化し、発生頻度も年々増加傾向にある。こうした災害に対して人命を守り、かつ事業の継続と産業のサプライチェーンを守ることは事業者の果たすべき義務とされてきている。

 そこで、両社は未然予防診断サービスを開発した。未然予防診断サービスは、過去における風雪水災事故の分析を行うとともに、風雪水災事故の多い建物外装材や電気、空調、設備、排水なども含めた施設全体の補強と改修の必要箇所を調査し、耐久性・コストも加味した中長期の施設修繕計画を提案する。

施設全体の補強と改修の必要箇所を調査し施設修繕計画を提案 出典:Pixabay

 具体的には、MS&ADインターリスク総研が、風雪水災事故の予見される工場・施設事業者に今回のサービスを提案し、NECファシリティーズが対象施設の現地調査、劣化診断および中長期修繕計画の作成、報告を行う。さらに、有償のオプションとして概算修繕費用の算出にも対応する。

 新サービスで施設の事業者が得られるメリットは、第三者による客観的診断と対応策の提示、工場・施設の状況と弱点を知ることで現時点における短期的予防保全の計画が行える点。加えて、工場・施設の使用予定期間を念頭に置いた中長期修繕計画の策定を行える他、予防保全と中長期修繕計画の実行を前提に、各実施段階で最善の事業継続計画(BCP)を構築できる。

 また、保全と修繕の計画的実施により工場・施設で安定的事業機会を確保し、施設事業者の顧客をはじめとしたステークホルダーに経営優位性をPRしやすくなる。

 今後、両社は、製造業の工場、一般事務所ビル、商業施設、データセンターなどの顧客をターゲットに年間50件の新サービス提案を目指していく。なお、NECファシリティーズでは、新サービスだけでなく、工場・施設の予防保全、改修、修繕の実施に至る一貫したサービス提供にも応じている。

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