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» 2022年01月18日 13時00分 公開

マンションの居室天井高さを下げずに「ZEH-M Oriented」の認証取得を実現する新工法施工

三井住友建設は、桐井製作所とともに、従来の薄型天井工法と比べて天井ふところ寸法を半減させる薄型天井工法「SmaE Slim Ceiling」を開発した。SmaE Slim Ceilingは、採用することで、居室天井高さを下げずに「ZEH-M Oriented」の認証取得を実現する。

[BUILT]

 三井住友建設は、桐井製作所とともに、マンション居室用の快適な住空間を創出する薄型天井工法「SmaE Slim Ceiling※1(スマイースリムシーリング)」を開発したことを2021年12月1日に発表した。

※1 SmaE Slim Ceilin:桐井製作所と共同で特許出願中。桐井製作所では製品名「SQスリムシーリング工法」で発売中

居室の天井を最大で約50ミリ高めることが可能

 国内のマンションでは、「ZEH-M Oriented」の認証を取得する際に、住戸スラブ下に断熱層(断熱材の吹付あるいは敷設)が必要となり、これまでは居室天井の高さを下げなければならなかった。

 そこで、三井住友建設は、桐井製作所と共同で、SmaE Slim Ceilingを開発した。SmaE Slim Ceilingは、天井ボードの支持材と中間支持材の組み合わせで下地材を構成し、従来の薄型天井工法※2と比べて天井ふところ寸法を半減させられる。

※2 従来の薄型天井工法:一般的に用いられる薄型天井工法の天井ふところ寸法は約100ミリ

従来の薄型天井工法(左)と天井高を下げずに断熱層を設けた「SmaE Slim Ceiling」(右)の断面 出典:三井住友建設プレスリリース
従来薄型天井工法(左)と比較した「ZEH Oriented」取得時の新工法の断面イメージ 出典:三井住友建設プレスリリース

 さらに、従来の薄型天井工法で必要な約100ミリの天井ふところ寸法が新工法によって半減するため、居室の天井を最大で約50ミリ高めることが可能。また、通常の住戸天井高を最大限に確保する場合は、ユニットバスなどを配置するために床スラブに段差を設ける必要があったが、SmaE Slim Ceilingを使用することで、削減しなければならない天井ふところ寸法分を二重床に充てられ、床スラブをフラットにして下がり天井のない住空間を実現する。

従来薄型天井工法(左)と比較した新工法の最小(右)の天井懐断面 出典:三井住友建設プレスリリース
従来薄型天井工法(左)と比較した新工法(右)のスラブ断面イメージ 出典:三井住友建設プレスリリース

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