横浜市と川崎市における新築戸建て住宅の平均価格は、4318万円で前月比0.4%増を記録した。一方、前年同月比は0.5%減となり、2カ月連続で下落幅は縮小したものの、22カ月連続の前年同月割れとなった。前年同月比で減少している原因の1つは、平均価格を下回る3000万円台の物件が占める割合が、前年同月比より3.2ポイント増えたことだ。
神奈川県他エリアにおける新築戸建て物件の平均価格は3791万円で、前月比0.2%プラスと8カ月連続でアップし、前年同月超えは4カ月連続となった。新築戸建て物件の平均価格が上昇し続けている理由の1つは、全体のうち2000万円台の低価格帯物件が占める割合が、前年同月より5.2 ポイント減ったことだと見られている。
さいたま市における新築戸建て住宅の平均価格は3824万円で、前月比横ばいとなり、前年同月比は3.9%増で、5カ月連続の前年同月超えとなった。要因は、2000万円台の低価格物件が占める割合が前年同月より5.3ポイント減少した一方、4000万円台が4.8ポイント増加したことだ。
埼玉県他エリアにおける新築戸建て物件の平均価格は3221万円で、前月比は横ばいとなり、4カ月連続で2017年1月以降の最高額を記録した。また前年同月超えは8カ月連続となった。
千葉県西部における新築戸建て住宅の平均価格は3529万円で、前月比0.7%減となり、7カ月ぶりに下落した。しかし、前年同月超えは11カ月連続となった。この伸長は、2000万円台の低価格帯物件が占める割合が前年同月より6.9ポイント減少した一方、4000万円台が4.9ポイント増加したことが主因となっている。
千葉県他エリアにおける新築戸建て物件の平均価格は2874万円で、前月比1.5%減と2カ月連続の下落となった。なお、前年同月比は4.1%増と上昇が続いており、前年同月超えは35カ月連続を記録した。
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