ファジー・アド・オフィスは、住宅展示場の来場登録者を対象に、コロナ禍での戸建て住宅に対するアンケート調査を行った。調査結果では、モデルハウスの見学予約が2019年との比較で、約4倍増となり、戸建て購入を検討する人が増えている実態が明らかになった。
総合住宅展示場の企画・運営を行うファジー・アド・オフィスは、関東エリア1都3県16カ所の総合住宅展示場「ハウジングステージ」で会員登録をした男女327人を対象に、「コロナ禍での住まいづくりに関する意識・実態調査」を実施した。
今回の調査で、「コロナ禍によって暮らしにどんな変化があったか」を聞いたところ、8割以上が「外出を控えるようになった」(83.2%)と答え、「日常生活における衛生意識が高まった」(60.6%)、「家族と過ごす時間が増えた」(59.9%)という人が約6割を占める結果となった。また、約4割の男性が「オンラインでの会議が増えた」(42.1%)、「自宅でのテレワークの機会が増えた」(41.1%)と回答した。
続いて、「コロナ禍で今後の住まいや暮らしに欲しくなったもの」について尋ねたところ、「広いリビング」(48.0%)、「遊べる広い庭・屋上・バルコニー」(46.8%)が挙がり、「健康や衛生面で、今後欲しいもの」では「優れた空気清浄や通風・換気性能」(62.7%)、「備蓄品の収納スペース」(46.8%)が多かった。
また、男女別でみると「コロナ禍で今後の住まいや暮らしに欲しくなったもの」の男性1位は、「自分専用の個室や間仕切りされたスペース」(52.6%)、女性1位は「遊べる広い庭・屋上・バルコニー」(52.2%)だった。
「コロナ禍で住まいづくりに影響があったか」の設問では、35.2%が「とくに影響はない」と回答。調査実施にあたり、16カ所の総合住宅展示場「ハウジングステージ」で実施している「モデルハウス見学予約」の申し込み数を2019年と比べたところ、2020年7〜9月の3カ月平均で、2019年対比381.1%という結果だった。
2019年の同期間と比較して、約4倍増という結果から、コロナ禍で新たに戸建ての購入を考えるようになり、住宅展示場の見学予約を利用する人が急増している実態が浮き彫りとなった。
調査時期:2020年8月31日〜9月7日
調査対象:16カ所の総合住宅展示場「ハウジングステージ」に来場し、会員登録をした住まいづくりの計画を持つ20代以上の男女
調査手法:インターネット調査
アンケート回収数:327サンプル
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