DRONE FUNDは、従来の方法に比べて、マーキングと高められるドローンソリューションを開発したCivdroneに投資を行った。投資の主因は、同ソリューションが、人手不足が深刻な建設現場の安全性と作業効率の向上に役立つと考えたためだという。
DRONE FUNDは、イスラエルに本社を構えるドローンソリューションメーカーのCivdroneへ、千葉道場ドローン部 2 号投資事業有限責任組合(DRONE FUND 2号)から出資を行ったことを2020年7月15日に発表した。
Civdroneは、建設現場でマーキングと杭打ち作業を代替可能なドローン・ソリューションを開発している。同ソリューションは、GPSを用いることでアスファルトを含む建設現場の地面に対し、1〜2センチの精度でマーキング用の杭を打ち込むことができる。マーキングプロセスの自動化によって、施工品質の向上や現場での事故の減少、工期の大幅な短縮につなげられる。
また、正確なナビゲーション・ソフトウェアとドローンを活用することで、従来の方法に比べて、マーキングと杭打ち作業の生産性を5倍に高められる。DRONE FUNDは、同ソリューションが、人手不足が深刻な建設現場の安全性と作業効率の向上に役立つと考え、Civdroneへの投資を決定した。
現在、Civdroneは、毎日数百から数千のマーキングを要する建設事業を主要ターゲットに見据え、技術開発と営業を行っており、同ソリューションは米国や欧州、日本の顧客に導入が進んでいる。
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