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» 2020年12月02日 06時00分 公開

福岡「青果市場跡地」の再開発が始動、延べ20万m2の商業施設など2022年開業プロジェクト

福岡市の青果市場跡地で検討されていた再開発事業が本格始動することとなった。事業者は三井不動産、九州電力、西日本鉄道の3社で、5階建ての商業施設やフットサルコートやテニスコートを備えるスポーツパークを新設する。

[BUILT]

 三井不動産、九州電力、西日本鉄道は2020年11月12日、福岡県福岡市博多区の青果市場跡地で計画している商業施設の起工式を執り行った。施工は竹中工務店を主体とするJVで、2022年春の開業を目指す。

総延べ20万m2の商業施設を新設

再開発の建物全体イメージ 出典:三井不動産

 再開発事業は、福岡市が公募した「青果市場跡地活用事業」で、三井不動産、九州電力、西日本鉄道の提案が選定され、3社共同で設立した特別目的会社(博多那珂6開発特定目的会社)が跡地を取得し、事業を進めている。

 計画地は、駐車場を含めた旧青果物流センターの約8ha(ヘクタール)を超える敷地面積があり、JR鹿児島本線「竹下」駅から徒歩9分に位置する福岡市博多区那珂6丁目351番他。幹線道路の「筑紫通り」に接し、福岡外環状線にも至近で、優れた道路交通網を有する。また、広域交通拠点の福岡空港や「博多」駅とも近く、広域からのアクセスも想定される好立地となっている。

広域の位置図 出典:三井不動産

 建設する商業施設は、S造地下1階・地上5階建ての店舗棟と、S造地上7階建て2棟の駐車場棟で構成し、総延べ床面積は約20万6400平方メートルを見込む。駐車場の収容台数は約3050台。

 プロジェクトは、広場空間や商業機能を中核に、福岡・九州の魅力発信をはじめ、周辺地域の生活の質向上、開かれた場づくりなど、都市機能の充実に寄与すると位置付けている。

西側外観イメージ 出典:三井不動産

 また、福岡市でのまちづくりの新たな拠点として、多様な人々が集い出会う広場空間など、コミュニティーの拠点となる活気あふれる商業空間を創出するとともに、新たな生活様式に対応した施設計画とすることで、福岡市が進める「感染症対応シティー」や安全安心で魅力的なまちづくりにも貢献するとしている。

 敷地内には、コンセプトの異なる多彩で多機能な広場の他、フットサルコートやテニスコート、200メートルトラックを備えるスポーツパークを整備。防災・環境対応では、省エネ効果に優れた高効率機器の採用やエネルギー源の多重化を図り、災害に強いエネルギーシステムを構築する。さらに帰宅困難者待機スペース、電気自動車充電ステーションの設置、共用部照明にはLEDを採用することも予定している。新たな生活様式への順応では、建物の開口を広く設けることで自然換気の促進、非接触型の決済システム導入などを積極的に採り入れていくという。

 青果市場跡地の再開発事業は、竹中工務店の設計で、施工は店舗棟が竹中・南海辰村・西鉄建設・小林・坂下JV、立体駐車場は大和リースが担当。外装はノンスケール、ランドスケープはスタジオゲンクマガイ、内装環境は丹青社がそれぞれ手掛けることが決まっている。

建物配置図 出典:三井不動産

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