この仕組みをSNS上で交わされている投稿の分析に使うと、情報が発信された場所ごとに、書き込みされた情報を集計。これによって、その場その場でどのようなことが起きているのか、リアルタイムに状況を把握できるようになる。
システム自体はもともと、NICT内で研究用途として構築されたもので、商用サービスとしては想定されていなかったが、自然言語処理のレベルは非常に高いという。研究としては3年目に入るが、この度、総務省の社会実装事業で予算が付き、2020年度から実証実験がスタートする予定とのこと。
担当者によると「NICTで注力して取り組んでいるのはディープラーニング。今、この高度自然言語処理プラットフォームにディープラーニングは採用していないが、ディープラーニングが入るバージョンのエンジンの開発にも着手している」とし、解析エンジンの精度が今後より向上していくことを示唆した。
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