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» 2020年03月03日 06時13分 公開

第24回「震災対策技術展」横浜:多機能スマート街路灯やSNSの投稿から災害情報を収集する「自然言語処理」など、NEC (1/3)

NECは、LED街路灯や河川の水位検知、SNSに書き込まれた内容をリアルタイムに解析する技術などを組み合わせ、災害に備えるトータルサービスを提案している。例えば、水位検知や自然言語の処理でSNSから得た情報は、スマート街路灯のデジタルサイネージやスピーカーなどを使い、被災地の情報提供や避難誘導などに役立てることが見込める。

[川本鉄馬,BUILT]

 NECは、第24回「震災対策技術展」横浜(会期:2020年2月6〜7日、パシフィコ横浜)で、スマート街路灯をはじめ、画像解析技術による河川水位検知、高度自然言語処理プラットフォームなどを展示した。

街角の状況を見守る、次世代の多機能街路灯

 スマート街路灯は、街角を照らす街灯にカメラやスピーカー、案内文字を流すデジタルサイネージ機能などを持たせた次世代の街路灯。平時には街角を照らすLED街灯で、非常時には被災した現地の映像を本部に送ったり、街角に情報を提供したりする案内装置としての役割を果たす。

高さ5メートル、一辺30センチのスマート街路灯

 今回ブースに設えられたのは、高さ5メートルの角柱タイプだ。最上部にLED照明を備え、スピーカーやネットワークカメラ、文字列を流すLEDのディスプレイを搭載している。

 大型の柱状のため、設置場所が限られそうだが、柱状に限定せず、カメラやスピーカー、サイネージ画面などを切り離すことで、壁や天井などにも取り付けられる。使用するカメラも一般的な防犯カメラの他、必要に応じて360度カメラなども実装できる。

上部にLED照明、カメラ、スピーカーなどを備える。柱の中部ではカラーのLEDによる文字表示が可能

 カメラの映像は、防災センターなどのPCで遠隔によって閲覧する。スマート街路灯の設置場所は地図上に表示されるため、任意地点の現況を比較または確認するのはワンタッチで可能となる。

 サイネージ部分で流す文字列は、自治体で自由に作成・変更ができる。現在、このスマート街路灯は実証実験の段階だが、ブース説明員は「水位検知のデータとの連動やスピーカーで案内をするようなことも、今後実用化していきたい」と話す。

画像の閲覧はPCで行う。スマート街路灯の設置場所がマップ上に表示されるので、場所を切り替えて現地の状況を確認

 この他、NECのスマート街路灯は5G通信の基地局設置場所としても有効だ。5Gは新しい通信インフラとして注目されているが、既に過密状態にある都市部では基地局の設置場所が課題になっているという。その基地局の機能をスマート街路灯に持たせると、5Gインフラの普及が進むことになる。もちろん、スマート街路灯に搭載されるカメラからの情報も遅延なく取得できるようになる。

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