大東建託はコカ・コーラボトラーズジャパンと協力して設置を進めている「災害救援ベンダー」を、2020年度までに全国の建築現場へと拡大させる。
大東建託は、災害発生時に無償で飲料を提供する自動販売機「災害救援ベンダー」を、コカ・コーラボトラーズジャパンと協力して設置している。今後、両社はさらに連携を深めて、2020年度までに全国の建築現場に災害救援ベンダーを展開させていく。
災害救援ベンダーは、地震や緊急事態の発生で停電になった時に、管理者が操作して非常用電源で必要な電力を供給し、自販機内の商品を被災者に提供する公共性の高い機能を備えた自販機。一般的には、学校や病院、市役所など、屋内の公共エリアに設置され、避難場所に指定されている施設で万一の備えの役割とされてきた。
大東建託では、より広い地域住民の利用を目的に2018年12月から、自社施工の建築現場で、災害救援ベンダーの設置を始めた。各現場を活用して地域の防災対策に貢献することを掲げ、2019年3月29日時点で首都圏における賃貸住宅の現場などで5台を設置した。敷地の内側ではなく、建設地に接する道路面に配置することで、非常時に現場の工事担当者が地域住民へ飲料提供をスムーズに行うことを想定している。
2019年3月27日には、大東建託とコカ・コーラボトラーズジャパンが協力セレモニーを開催。そのなかで、大東建託取締役工事統括部長の中上文明氏は、「建設現場がさらに地域貢献を果たすことができるように、災害救援ベンダーの全国展開をしていく」とコメントした。
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