水底3D測量に対応、マルチビームソナー搭載自動航行ボート導入 テラドローン製品動向

Terra Droneは、水底の3D測量に対応するマルチビームソナー搭載型自動航行ボート「T-Boat 500」とマルチビームソナー「SeaBat T20」を導入した。UAVによる赤外線レーザ/グリーンレーザ計測と組み合わせ、陸上から水部まで3D点群データをワンストップで取得可能になる。

» 2026年08月27日 18時00分 公開
[BUILT]

 Terra Drone(テラドローン)は2026年8月21日、水底の3D測量に対応するマルチビームソナー搭載型自動航行ボート「T-Boat 500」とマルチビームソナー「SeaBat T20」を導入したと発表した。UAVによる赤外線レーザ/グリーンレーザ計測と組み合わせ、陸上から水部まで3D点群データをワンストップで取得可能になる。2026年9月から本格運用を開始する。

自動航行ボート「T-Boat 500」(左)とマルチビームソナー「SeaBat T20」(右) 出典:Terra Droneプレスリリース

 マルチビームソナーは、レーザ光や電波が届きにくい水中で、音を用いて3D計測する測量機器。小型船舶や専用の自動航行ボートに搭載したソナーから扇状に音波を照射し、広範囲の水底地形を一度に計測する。従来のUAVグリーンレーザではデータ取得が難しかった濁りの強い水域や水深の深い場所でも、詳細な3D点群データが取得可能になる。水深や濁度、構造物の有無といった現場条件に応じた最適な水部の計測手法を選択できる。

 導入するマルチビームソナーは専用の自動航行ボートで運用し、人が入れない場所や通常の船舶を持ち込めない水域でも、リモコン操作で安定したデータを安全に取得できる。

 陸部のUAV赤外線レーザ、浅い水域のUAVグリーンレーザ、水深部や濁水に対応するマルチビームソナーを現場条件に応じて組み合わせることで、より多様な現場環境で高精度なデータ取得が可能になる。

 今後は計測精度の向上と解析技術の高度化を進め、幅広い分野でのソリューション提供につなげる方針だ。

測量機器の使い分けイメージ 出典:Terra Droneプレスリリース

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