クボタが“原点回帰”のオレンジ色に一新 8トン中型建機を日本市場に投入CSPI2026(2/2 ページ)

» 2026年06月20日 11時14分 公開
[石原忍BUILT]
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ICT建機と次世代パッケージで「i-Construction 2.0」に対応

 屋外の展示場では、KX057-5にスウェーデンのSteelwrist(スチールリスト)製「チルトローテータ」と、「3Dマシンガイダンス」を取り付け、i-Construction 2.0に対応するICT土工をデモンストレーション。ロングリーチとスイングブームによる広い作業域、チルトローテータによるバケットの左右45度の傾きと360度無限回転、3Dマシンガイダンスによる施工面の可視化という3要素が融合した、先進の施工スタイルを実演した。

 クボタでは、他の機種もICT建機化できるように、ミニバックホーとトプコンのマシンガイダンスシステムをパッケージ化した「ICT NAVIGATOR PACKAGE(ナビゲーター パッケージ)」を提供している。トプコン製トータルステーション「杭ナビ(LN-160)」と建機に取り付けたIoTセンサーが連動し、位置情報と3D設計データを統合。刃先の位置や角度と、設計面までの距離がタブレットにリアルタイムで表示される仕組み。建機側のセンサーやプリズム、Androidタブレット、コントローラーは車両に取り付けた状態で出荷されるため、導入後の後付け費用は発生しない。

屋外展示場では、「ICT NAVIGATOR PACKAGE」でICT建機化した「KX085-5」が、チルトローテータの動きを実演 屋外展示場では、「ICT NAVIGATOR PACKAGE」でICT建機化した「KX085-5」が、チルトローテータの動きを実演
ALTALT 「ICT NAVIGATOR PACKAGE」の説明パネル(左)。3Dで可視化した刃先の位置や角度と設計面(右)

狭小地での安定性を高めた新型「U17-5」

 他の新製品では、「U-17-3a」が新型「U17-5」へとモデルチェンジ。作業性能では、ブーム、アーム、旋回にそれぞれ独立したポンプを使用する3ポンプシステムを採用し、滑らかに素早く動かせる。

ミニバックホー「U17-5」 ミニバックホー「U17-5」

 住宅地や都市部など狭所への進入を容易にする可変脚は、縮小時の幅990ミリはそのままに、レバーで拡張した場合は従来機比60ミリ広い1300ミリとなり、作業時の安定性が大幅にアップ。また、ブームシリンダーをブーム背面に配置したことで、コンクリート片のすくい込みやダンプへの土砂積み込み時に、シリンダーの損傷を気にする必要がなくなった。

 安全面では、足元スペースを従来機比で30ミリ拡大した他、エンジンニュートラルスタート、クボタ独自のICチップを埋め込んだ盗難防止システム「SSキー」を採用。2柱または4柱キャノピーの選択、あえて機体を重くして安定性を高める増量ウエートなど、現場の要望に応えるオプションも充実している。

ALTALT 「U17-5」のキャブ内。メーター確認を容易にするため、前面に設置(左)。スライド機能付きのシート(右)

「CSPI2026 クボタブース」写真ギャラリー

3気筒エンジンを積んだロングセラー機「U008-5S2」と「RX306S2」。水道管路工事を対象としたスマート工事システムの解説パネル
Steelwristとはクボタの油圧ショベルとコラボレーションパッケージを展開している(左)。バケットタイプのチルトローテーターを装着した「KX085-5」(中央)、クボタ製のエンジン
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