鹿島が演算工房を子会社化 山岳トンネル工事の建設ICTを内製化産業動向

鹿島建設は山岳トンネル工事の自動化施工に向けて、施工管理や計測のシステム開発を手掛ける演算工房を完全子会社化する。

» 2026年08月03日 09時00分 公開
[BUILT]

 鹿島建設は2026年7月17日、国内外で山岳トンネルやシールドトンネルの工事を対象とした計測や施工管理のシステムを開発する演算工房の株式を取得することを発表した。演算工房が鹿島建設のグループ会社となることで、両社の技術やノウハウを融合し、建設DXの推進を図る。

 演算工房は、シールドトンネルでの計測や施工管理システム分野で、開発から現場実装までを一貫して手掛ける業界でも数少ない技術基盤を有する。これまでに国内外の約3900現場に導入実績があり、特に山岳トンネル測量システムでは国内トップシェアを確立するなど、25年以上にわたり高い技術力と現場適用力を培ってきた。

 今回の鹿島グループへの参画を飛躍の機会と捉え、主力の山岳トンネルやシールドトンネルにとどまらず、土工をはじめとする幅広い工種にも計測/施工管理システムの対象領域の拡大を視野に入れる。

 鹿島と演算工房は、鹿島がこれまで蓄積してきた自動化施工技術と演算工房のシステム開発力と現場適用力を融合し、両社の強みを生かした高い付加価値を提供し、建設DXを推進するとともに、建設業界全体の安全性や生産性の向上に貢献していく。

 今後、鹿島建設は2026年7月17日に締結した株式譲渡契約に基づき、2026年8月末日を目途に演算工房の全株式を取得し、完全子会社とする方針だ。

演算工房の会社概要 演算工房の会社概要 出典:鹿島建設プレスリリース

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