スウェーデンBrokk製の遠隔施工/解体ロボット「Brokk500」が、西松工事が施工する国内トンネル工事現場に導入された。
ガデリウスは2026年6月8日、西松建設が施工する国内トンネル工事現場に、スウェーデンBrokk製の遠隔施工/解体ロボット「Brokk500」を提供したと発表した。ガデリウスによると、Brokk500の国内トンネル工事での適用は初めて。
BROKKシリーズはアーム先端に装着可能な多様なアタッチメントを用意し、1台で複数の工種に対応。三関節アーム(スリーアームシステム)による広い可動域と高い作業性を備える。オペレーターは安全な位置から遠隔で操作可能だ。ガデリウスはBrokk製ロボットの日本総代理店を務める。
今回提供したBrokk500はシリーズ中で2番目に大きなモデル。6種類のアタッチメントを使い分け、掘削やずり出し、コンクリート吹付など、トンネル施工の主要工程に1台で対応できる。トンネル坑内の環境面に配慮し完全電動タイプとした。
導入現場は、本線トンネルと、シールドマシン発進立坑から分岐するトンネルの間に位置する連絡トンネルの施工という特殊条件下で、セグメント撤去範囲や掘削断面の制約から大型施工機械の導入が難しかった。
そこでBrokk500を用い、掘削、ずり出し、コンクリート吹付け、支保工建込、ロックボルト打設などの一連の作業を、アタッチメント交換しながら1台で実施。検証の結果、機械入替時間削減によるサイクルタイム向上や小型化による施工性向上、完全電動駆動によりCO2排出量を従来比約33%削減できるといった効果が期待できるとした。遠隔操作機能を活用することで、作業員の安全性向上にもつながった。
なお、今回の導入では、ブレーカは本体サイズに対して装着可能な能力を上回る700キロ級の大型アタッチメントを適用。その他の工種についても各アタッチメントを適用し、今後のトンネル工事全体への適用拡大に向けた検証も実施した。
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