2026年4月から始まった「BIM図面審査」の標準化と効率化を強力に押し進める国産BIMソフトウェア「GLOOBE 2026」が7月8日に発売する。BIM確認審査で欠かせない「誓約書」作成の自動化で約4時間の時短や施工向けの「配筋3Dモデル化」を搭載した。
2026年4月に「BIM図面審査」が開始されたことで、BIMを取り巻く環境は転換点を迎えた。福井コンピュータアーキテクトは、BIM図面審査を「日常のスタンダード」へと引き上げるための強力なエンジンとなる国産BIMソフトウェアの最新版「GLOOBE 2026」を2026年7月8日にリリースする。
GLOOBEは、意匠・構造を中心とした設計BIM用の「GLOOBE Architect」と、工程管理や数量拾いなど施工BIM用の「GLOOBE Construction」で構成している。
このうちGLOOBE ArchitectはBIM図面審査に合わせ、申請業務を効率化する機能を拡充した。既に2025年4月版から、審査提出時に必須となる「入出力基準適合誓約書」のチェックリストをワンタッチで自動作成する機能を実装。従来は目視と手作業で約4時間かかっていた照合作業が一瞬で終わり、記載漏れによる審査の差し戻しリスクが解消する。
オブジェクトの移動や変形に合わせて、自動追従する「専用寸法線」を拡張した。図面表記の整合性をさらに高め、確認申請で設計者の負担が劇的に軽減する。図面化の内部処理も抜本的に見直し、旧バージョンと比較して最大約70%もの処理時間のスピードアップを達成した。提出前のセルフチェックや設計変更による手戻りを最小限に抑える。
また、iPadなどでリアルタイムに手書き共同編集ができるBuddyBoardのアプリ「BuddyBoard」とシームレスに連携する。審査機関や施主、施工担当者とのコミュニケーションラグも無くなる。
一方で、施工支援のGLOOBE Constructionは、現場の最前線から強く要望されていた「配筋の3Dモデル化」を実現した。
鉄筋コンクリート造の複雑な配筋の納まりは、2D図面だけでは干渉を把握しきれず、現場での「やり直し」を誘発する要因となっている。新バージョンでは、構造ソフトの「現場ナビ3D鉄筋」やIFC形式のデータと連携し、躯体モデル内に精緻な鉄筋情報を統合できる。圧倒的なビジュアライゼーションで事前の干渉回避が可能になる上、「GLOOBE WebViewer」を使えば、職人がスマホやタブレットを片手に、現場で配筋状況を立体的にチェックできる。
仮設計画機能ではメーカー足場の部材ラインアップを大幅に拡充した他、単管や壁つなぎなどの細かな部材も柔軟に編集できるようになった。そのため、既存建物や複雑な敷地形状と足場との干渉チェックが、着工前に極めて高い精度で行える。
躯体計画でも、構造体の傾斜や複雑な納まりに対する「フカシ(増し打ち)」の補完や躯体断面の拡張に対応し、現場のイレギュラーをあらかじめモデル上で解決できる仕様へと進化した。
GLOOBEシリーズは、「建築GX・DX推進事業」や「デジタル化・AI導入補助金」といった各種補助金の対象ツールにも指定されている。導入にかかるコスト面の負担を軽減し、強力かつスピーディーなBIMやDXの推進をバックアップする。
国産BIMソフトウェア「GLOOBE」最新版を5月発売、躯体計画/仮設計画機能を強化
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