BIMの部材データを多数公開しているプラットフォーム「BIMobject」が、YKK APのビル用商品(窓、サッシ、ドアなど)のBIMオブジェクト357点を公開した。
BuildAppで建設DXに取り組む野原グループのBIMobject Japanは2026年6月2日、BIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject(ビムオブジェクト)」に、YKK APのビル用商品のBIMオブジェクト(ファミリ)357点を追加し、国内向けに公開したと発表した。
これまで日本向けの窓のBIMデータは少なく、BIMを活用する設計者の課題となっていた。
今回公開するデータは、国内大手窓サッシメーカーのYKK APが作成したファミリのため、詳細な3D形状や納まり、図面化に直結する2D断面表現など、実務に即した精緻な情報を含む。BIMを活用した設計で、設計者や施工者が意図した仕様の製品(窓、サッシ、ドアなど)を選定して、BIMモデル内に配置できるため、設計のBIM導入促進、効率化につながる。
メーカーにとっては、自社製品のBIMオブジェクト活用はデジタルを使った時間的かつ物理的に制限されない営業活動にもなり、人手不足の対応策(デジタルやWebを使った設計採用機会の増加)としても期待されている。
YKK APのビル用商品のBIMオブジェクトはAutodesk Revit用で、掲載商品はビル用ウィンドウの「EXIMA」シリーズと「SYSTEMA」シリーズ、ビル用カーテンウォールの「SYSTEMA」シリーズの計357点。YKK APが独自にデータを作成し、実際の商品に近いリアルな意匠性や豊富な納まりを再現している。
BIMオブジェクトの利用は、公式Webサイトにアクセスし、 新規アカウントを作成すれば無料で使える。製品の検索は、対応するファイル形式(Revit、Archicad、SketchUp、Rhinocerosなど)の絞り込み、または「メーカー名」「製品カテゴリ」「キーワード」「品番」などを入力して探し、ソフトウェアに合ったファイル形式でダウンロードする。製品の正確なパラメーター(製品情報)や3D形状を保持しているため、そのままBIMモデルに配置し、設計検討が可能になる。
野原グループは、建設産業の生産性向上のカギといわれるフロントローディングとその実現に向け、メーカー各社のBIMオブジェクトの国内流通増に尽力している。2021年以降は、BIM設計〜製造〜施工支援プラットフォーム「BuildApp」でBIMを各建設工程で必要なデータとして利活用し、建設工程全体の生産性向上を目指している。
今後も、「建設DXで、社会を変えていく」を掲げ、BIMコンテンツプラットフォームのBIMobjectを通じ、建材・設備メーカーのBIMデータ標準化、システム連携、クラウド活用を伴走し、BIM環境の整備に貢献していく方針だ。
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