三井不動産は、屋外広告媒体を開発する「メディアデベロッパー」構想の第1号案件として、国内最大級の3Dビジョン「SHIBUYA PARK VISION」を渋谷に新設し、2026年6月1日から広告枠の販売を開始した。不動産デベロッパーの強みを生かし、公園のイベントスペースや周辺媒体と連動した広告活用など、街づくりと一体となった広告体験を提案する。
三井不動産は2026年5月21日、屋外広告媒体市場(OOH市場)への新たな挑戦として、三井不動産初かつ国内最大級となる3D屋外広告媒体「SHIBUYA PARK VISION」を渋谷で開発し、2026年6月1日から販売を開始した。
従来、屋外広告の開発は主に専門の広告事業者(媒体社など)が手掛け、街づくりの文脈の外で後から設置されてきた。しかし、三井不動産は、街づくりを担うデベロッパー自身が広告媒体の開発に取り組むことで、周辺施設やイベントスペースと連動し、景観と調和した新たな広告体験を創出できると着想した。
今回のプロジェクトは、三井不動産グループの社内起業制度「MAG!C(マジック)」から生まれた「メディアデベロッパー」構想の第一弾にあたる。自社管理物件ではなく般のビルオーナーとともに、屋外広告媒体を開発するのは今回が初の取り組みだという。
新設したSHIBUYA PARK VISIONは、「渋谷」駅出口から徒歩3分の「渋谷市野ビル」屋上に建築し、三井不動産が手掛ける商業施設「MIYASHITA PARK」からもダイレクトに視認できる。L字型の形状を生かした立体的な3D映像の演出が可能で、感度の高い若年層やSNS発信層、インバウンド来街者などをターゲットに設定している。
記念すべき初回放映には、グローバルガールグループ「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」の新曲プロモーションが決定しており、3D形状を生かしたダイナミックな映像演出を展開する。
三井不動産は今後、この取り組みで得た知見を生かし、オフィスビルや他エリアへの展開、媒体のネットワーク化も視野に入れ、街と広告を掛け合わせた新たな価値創出を推進していく構えだ。
電通「2025年 日本の広告費」によれば、2025年の総広告費は通年で8兆623億円(前年比105.1%)となり、2021年から5年連続で成長し、4年連続で過去最高を更新。企業の好業績によるデジタル投資の加速や、大型イベントの開催などが成長を後押しした。
プロモーションメディア広告費は、インバウンド需要や大型イベントの開催で人流が増加した結果、「屋外広告」や「イベント・展示・映像ほか」など人の動きに関わる分野で伸長し、1兆7184億円(前年比102.0%)と、3年連続でプラス成長となっている。
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