三井不動産は、千葉県船橋市で運営するショッピングモール「ららぽーとTOKYO-BAY」の北館建て替え工事に着工した。今回着手するI期工事では、北館全体を現在の2階建てから3階建てにリニューアルし、店舗数は従来の約70店舗から約100店舗に拡充する見込み。
三井不動産は2024年3月25日、千葉県船橋市で建設を進める「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替え計画」で、I期/II期に分けて段階的に行う建替え工事のうち、I期の建築を着工したと発表した。全体の基本設計は東急設計コンサルタント、I期の実施設計・監理は大成建設、施工は大成建設と阿部建設のJVが担当し、2025年秋の竣工を見込む。
1981年4月の開業以来、三井不動産のららぽーと1号店となる「ららぽーと船橋ショッピングセンター(当時)」は、北館の一部を2023年1月に一時閉館し、建替え計画を進めてきた。
今回、建築着工する第I期は、I期工事では北館全体を現状の2階建てから3階建てとし、延べ床面積は建て替え前の約9万7000平方メートルから、約10万3200平方メートルにスケールアップ。店舗構成もショッピングもエンターテインメントの一つの要素と捉え、ファッション、雑貨、飲食、サービスなど、従前約70店舗だった店舗数を約100店舗に増やし、店舗面積は建替え前の約4万5000平方メートルから、約6万200平方メートルに拡大。同時に、レストランとフードコートを一体化した千葉県最大級の一大フードゾーンも新設する。
施設の中心に位置する全長約350メートルのハーバー通りは、I〜II期を通じて幅員を約2倍に拡幅し、店舗から賑(にぎ)わいがにじみ出る環境を整備。II期ではハーバー通りに人工芝生広場を配置し、屋外ならではの季節感あふれるイベントやマルシェの開催、キッチンカーの設置などで、憩いの空間を創出する。
II期工事ではさらに、スポーツ・エンターテインメントイベントを催す屋内型スタジアムコートも設置する。イベントを積極的に誘致することで、ショッピングだけではない、新しい商業施設の楽しみ方を提案していく。
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