今回のラインアップ拡充では、カラーとサイズを拡充。半球には、従来のつや消しホワイト、ブラックに加え、「アルミニウムグレー」と「アイボリーグレー」の2色を追加。プレミアムオーダーとして、ホワイト、アイボリーグレー、アルミニウムグレー、ブラックの全つや塗装仕上げの4色を展開する。深澤氏は「グレーは以前はあまり使われなかった色だが、現在はおしゃれな色として市民権を得ている」と話し、コンクリートなど現代的な空間にも調和する色だと説明した。
真球ではガラスのような仕上がりの「乳白つや有り」を追加する他、プレミアムオーダーとして全つや塗装の「アンバー色仕上」を追加。色のラインアップを拡充したことで、空間演出に合わせて選択できる幅を広げる。
アンバー色仕上は、吹きガラス特有の色ムラや色のたまりによるグラデーションを再現するため、約1年をかけて開発した。まず職人が手作業で塗装し、アンバー色のガラスの質感を再現。その後デジタルデータ化してロボットに学習させた。吉川氏は「ロボット塗装では、全体にベースの色を塗った後に、ムラをつけてガラスの肉厚感を演出する。製品を回転させながら、特定の角度で何秒間吹き付けるといった制御を行って独特のムラやガラスの魅力を再現。匠の技術をロボットに落とし込んだ」と述べた。
半球と円錐台は、LEDフラットランプに対応したSサイズのペンダントライトとブラケットライトを追加。明るくすると白い色の光、明るさを絞ると暖かい色の光に変化する「シンクロ調色タイプ」などの機能付きランプも選択可能とした。また、複数の照明を組み合わせて広い空間を照らす前提でデザインしている点も特徴だ。
深澤氏は「照明とは本来、空間のアンビエント(環境)を作るもの。音楽が流れると普通の人が映画の主人公に見えることがあるように、光もまた、人の営みを引き立てる存在であるべきだ」と語る。さらに、デザインにおいて重要なのは「いかにして選ばないか」であり「これで十分だ」と思える定番を提供することだと説いた。「MODIFYは、形状としては完成に近づいている。MODIFYを使ってもらうことで1つ1つの窓から漏れる光が変わり、都市全体が温かみのある光に変わっていくことにつながれば」と締めくくった。
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