東急建設とトヨタT&S建設は、BIMを活用したバルコニーPCaシステムを実工事に適用し、製品図作成にかかる工数を従来比40%削減できることを実証した。
東急建設は2026年4月22日、トヨタT&S建設と共同研究契約を締結し、東急建設が開発したBIMを活用した「バルコニーPCaシステム」を実工事に適用してサプライチェーンとのデータ連携を検証したと発表した。バルコニー用プレキャストコンクリート(バルコニーPCa)の製品図作成で、作図工数を従来比40%削減できることを確認した。
バルコニーPCaシステムは、東急建設が2022年から開発を進めて来た。施工BIMデータから規格化されたバルコニーの製造BIMデータを自動生成し、製品図が自動で作成できる。
今回の共同研究では、設計段階から製造、施工の効率性を考慮するDfMA(製造/組立容易化設計)の考え方を取り入れている。DfMAに基づいて作成したBIMデータをPCa工場と連携することで、サプライチェーン全体での生産性向上と品質の安定化を図った。
検証では、トヨタT&S建設と共同でBIMデータとPCaシステムを共同で活用するワークフローを構築し、実工事に適用した。製品図作成にかかる作図工数を40%削減する効果を確認した。
製造BIMデータを活用した鉄筋加工自動化(鉄筋デジタルファブリケーション)についても、事前検証の段階で鉄筋組立工数を15%削減する効果を確認した。今後は実工事での検証を進める。
東急建設では2026年度からの本格運用に向けて、柱や梁(はり)など構造部材への展開を検討している。BIMデータの活用を通じて、サプライチェーン全体のDXと建築生産のデジタルシフトを加速させるとしている。
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