フォトラクションは、建設テック×AI×デザインに特化した開発パートナーサービス「クリエイティブサービス」の提供を開始した。自社のデザインシステムと技術基盤を活用し、企画からデザイン、実装、運用までワンストップで支援する。
フォトラクションは2026年3月30日、建設テック×AI×デザインに特化した開発パートナーサービス「クリエイティブサービス」の提供を開始すると発表した。自社の建設テックサービス「Photoruction」の開発、運用を通じて蓄積したAI/DATA/OPERATION/UI/UX/BIMの5つの技術領域の知見を活用し、企画からデザイン、実装、運用まで一気通貫で支援する。
建設業務のドメイン知識とオペレーション設計を前提にAIを組み込むことで、PoCにとどまらない実運用段階での定着までを支援する。
サービスでは、まずは企業の課題や目標、事業フェーズをヒアリングした上で、新プロダクト開発を共同で推進する「共創」、自社業務をシステム化する「支援」、先行投資型の共同研究開発「共研」の3つの開発モデルから最適な形式を提案する。
共創モデルでは、建設テック市場への参入や新サービスの立ち上げを検討する企業に対し、市場調査からコンセプト設計、UI/UXデザイン、開発、リリース、グロース支援までを一体的に提供する。
支援モデルでは、社内DX推進を目指す建設会社や自社業務に特化したシステムが必要な企業に、スクラッチ開発からPhotoructionのモジュール提供まで柔軟に対応。要件定義から設計、開発、導入までを担う。
共研モデルでは、共同で研究開発に取り組みサービス化を目指す。共同研究、プロトタイプ開発、実証実験を経てサービス化し、運用はフォトラクションが担う。
クリエイティブサービスでは、5つの技術領域を組み合わせて提供する。
AIは汎用技術を適用するのではなく、建設のコンテキストを理解する業務エンジンとして設計し、図面の読解や検査の前処理、書類の構造化など建設固有の判断領域に最適化する。
データ領域では、工事写真や図面、検査記録、出来形、帳票などの情報を、施工の状態/証拠/判断に活用できるデータとして構造化する。工種や工程、部材、検査、法規との関係を明示し、後工程やAI、業務オペレーションに接続可能なデータ基盤を設計する。
さらに、建設業界特有の商習慣や工程管理、検査、出来高管理を理解した上で、人に依存してきた業務や判断を分解し、再現可能なオペレーションとして再設計する。業務効率化にとどまらず、BPOや自動化を前提に、現場/本社/外注先を含めた業務モデルを構築する。
UI/UXでは、施工管理や検査、書類作成といった業務の流れや考え方そのものをUIに反映。教育/マニュアル/チェックをUIの中に組み込み、ITに不慣れな現場でも、正しい業務が自然に実行される体験を設計する。
BIMは設計/施工/検査/出来形/維持管理までをつなぐ業務の中核データとして活用し、他システムや業務オペレーションと連携する実務基盤を構築する。
支援領域は、工事写真や図面、積算、書類作成、BIMデータ解析などへのAI活用に加え、AIエージェントの構築や現場向けアプリ開発、ブランディングなどにも対応。さらにインフラ構築、API連携、サービス運用など幅広くサポートする。
建設DX研究所と探る「建設DX最前線」(9):「建機自動化」による変革、安全性と生産性の劇的向上がもたらす価値【DeepX解説】
建設DX研究所と探る「建設DX最前線」(8):道路老朽化は待ったなし! スマホ×AIや市民投稿サービスの維持管理DX【アーバンエックス解説】
第10回 JAPAN BUILD TOKYO:費用対効果が見込める建設AIの伴走開発やopenBIM準拠のBIMコンサル、ONESTRUCTION
現場管理:工事写真を撮るだけ、後の整理や台帳作成は丸投げ 建設向け「BPO丸投げサービス」
建設DX研究所と探る「建設DX最前線」(7):建築設計の課題とDXの波 人手不足時代にAIが果たす役割とは?【青山芸術解説】
建設DX研究所と探る「建設DX最前線」(6):未経験の豪雨から現場を守る――民間洪水予測システムの最前線【構造計画研究所解説】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10