清水建設は、ワンプラットフォームで多様なデータ連携や自動化を行える日立ソリューションズのiPaaS「Workato」を導入し、生成AI活用も可能なデータ利活用基盤を構築した。
日立ソリューションズは2026年4月14日、清水建設にワンプラットフォームで多様なデータ連携や自動化を行えるiPaaS(Integration Platform as a Service)「Workato(ワーカート)」を導入し、生成AI活用も可能なデータ利活用基盤を構築したと発表した。
清水建設は中期DX戦略の中核施策としてデータ利活用基盤の整備を進めている。基盤整備の第一歩としてデータ仮想化ソリューションを導入し、正確な最新データを管理する環境を構築したものの、データ活用の進展に伴い、大規模データの収集や加工、クラウドサービス間のデータ連携など対応が難しいケースも顕在化していた。
そこで、1000種類以上のコネクターを備え、SaaSやオンプレミス、生成AIなどを連携するWorkatoを導入し、データ連携処理の実装を進めた。
導入後は日立ソリューションズの支援を受け、多様な自動化レシピを内製で運用し、生成AIを活用したユースケースも拡大している。一例として、システムメンテナンス通知メールをLLM(大規模言語モデル)で分析し、緊急度に応じて運用担当者にチャットツールで自動通知する仕組みを構築した。
現場の担当者でもレシピをノーコード/ローコードで開発でき、非IT系人材による内製化を促進。開発ルールや共通部品を整備することで、開発効率の向上によるリードタイム短縮とガバナンスの両立を図っている。
清水建設はWorkatoをデータ連携およびAI活用の社内標準環境として、全社規模でのデータ利活用と業務自動化の加速を目指す。今後はデータ基盤としての用途に加え、AIエージェント環境としての活用も計画している。
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