ネットチャートは、P3EGの戦略的ターゲットとして、データ欠損が致命的となる製造業、物流業、IoTインフラ監視、通信事業などの分野を挙げる。もちろん、建築・建設業界のDXとも極めて親和性が高い。
ビルオートメーションシステム(BAS)の領域では、更新時期が異なるさまざまな年代の設備(照明、空調、エレベーターなど)が混在する。P3EGは、こうしたレガシーシステムのデータを集約し、最新のクラウド管理システムへ容易に提供する。シリアル通信やBluetoothといった非IPデバイスにも対応しているため、古い設備を運用している既存ビルの設備統合にも利用できる。
閉域網のデバイスを外部から制御する機能は、広大な建設現場に設置されたIoTセンサーのしきい値を基に遠隔で制御したり、異常を検知した際にクラウド経由で現場の機器をリセットしたりといった運用が想定される。
杉山氏は、ネットチャートが描くP3EGのコンセプトとして、エッジ側でAI処理を行う「フィジカルAI」をはじめとした多様なデバイスとの連携事例を紹介。P3EGを核としてフィジカルAIやコントロールデバイス、IoTセンシングデバイスと接続すれば、クラウドとの双方向通信により各システムを協調運用できる。こうしたデータドリブンなインフラ環境は、顧客の経営効率改善に必ず役立つはずだ。
P3EGは、3つのプロキシ、データ再送機能、ログ機能などの徹底的な稼働評価を経てリリースされた。今後は多様な利用シーンに向け、業種特化型の「P3EG for XXX」といったパッケージ展開も計画中だ。
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