金城学院大学が2026年4月に新設した「デザイン工学部(建築デザイン学科/情報デザイン学科)」の新施設「ファブスタジオ」と「HARAPPA」が供用を開始した。建築設計のゲンバで使われている3Dプリンタなど最新のデジタル工作機械を備え、実践的なスキル習得を支援。産学連携の拠点として、次世代の建設IT人材の育成を標ぼうする。
金城学院大学が愛知県名古屋市守山区のキャンパスで整備していたデザイン工学部の教育拠点となる新施設が、2026年4月6日に供用を開始した。中心施設として、建築デザイン学科の「ファブスタジオ」と、情報デザイン学科の「HARAPPA(ハラッパ)」の2棟を設けた。カリキュラムにデジタルファブリケーションなどの新技術を導入し、学生の実践的なスキル習得をサポートすると同時に、企業との共創の場としても活用する。
デザイン工学部(建築デザイン学科/情報デザイン学科)は2026年度の新設で、2026年4月6日にファブスタジオ前で催した開所式では、一期生となる新入生らが多数集い、期待に胸を膨らませていた。
建築デザイン学科の新施設となるファブスタジオは、建築分野の設計から制作、検証までを一気通貫で学べる。施設は既存棟を増築し、S造2階建て延べ711平方メートルの規模で、設計・施工は大成建設が担当した。
設備は設計事務所やゼネコンの設計部門などで使われている3Dプリンタを筆頭に、木材やアクリルなどの精密加工ができるレーザーカッター、大型材料の切削加工ができるCNCルーターなどをそろえ、設計データから直接立体物を製作する「デジタルファブリケーション」の技術を習得できる。
授業は、設計課題と連動したデジタル制作演習や模型製作の高度化/高速化を図るとともに、学生主体の展示会やコンペなどへの出展も目指す。
産業界との連携も強化し、木材やタイルなどの地域産業と連携した制作や検証、企業との共同企画や新たな事業創出も見据える。将来は大学の知と地域社会、産業界とをつなぐプラットフォームとなることを目標とする。
建築デザイン学科 教授の朴相俊氏は、「これからはより実践に近い形で、作りながら学ぶことが可能となるはず。産業界のさまざまな領域と連携し、学生の可能性を広げていきたい」と抱負を述べた。
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