大林組は2026年3月期連結決算を発表。売上高は前期比0.2%減の2兆5862億円、営業利益は同36.6%増の1946億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は同19.5%増の1737億円だった。
大林組は2026年5月13日、2026年3月期連結決算を発表した。国内建築事業で前期の大型案件進捗の反動があった一方、海外建築事業や国内外土木事業で工事が順調に進捗し、売上高は前期比0.2%減の2兆5862億円となった。営業利益は同36.6%増の1946億円、、経常利益は同34.1%増の2041億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同19.5%増の1737億円だった。
事業別では、建設事業の売上高が前期比2.4%減の2兆4093億円となったものの、営業利益は同38.3%増の1717億円となった。国内建築事業で追加/変更工事の獲得や採算性の良い案件の比率上昇が利益を押し上げたほか、海外土木事業でも手持ち工事の増加と順調な進捗が寄与した。
建設事業の内訳は、国内建築事業の売上高が1兆1387億円、海外建築事業が5079億円、国内土木事業が4266億円、海外土木事業が3360億円だった。営業利益はそれぞれ、国内建築1040億円、海外建築119億円、国内土木409億円、海外土木147億円。
不動産事業は、開発物件売却などにより売上高が前期比46.9%増の1067億円、営業利益は同24.3%増の199億円となった。その他事業は売上高が同39.4%増の700億円、営業利益は同31.4%増の29億円だった。
建設事業の受注高は前期比9.9%減の2兆8498億円となった。海外建築事業で大型工事受注が増加した一方、国内建築/土木事業では前期大型案件の反動減に加え、施工キャパシティーに見合った計画的な受注活動を進めたことが影響した。内訳は、国内建築事業が1兆2009億円、海外建築事業が7881億円、国内土木事業が4442億円、海外土木事業が4165億円。
単体では、受注高は前期比20.6%減の1兆6048億円で、建築工事が同23.2%減の1兆1649億円、土木工事が同12.7%減の4399億円となった。
主な受注工事は、国内建築が堀場製作所「HORIBAグループ新本社棟計画国内建築」、エスコンと大林新星和不動産の「エスコンフィールドタワー」、ヒューリックの「(仮称)銀座七丁目昭和通り開発計画」など。国内土木は東日本高速道路の「関越自動車道入間川橋床版取替工事」、海外建築がシンガポール保健省「ベドック東部総合病院新築工事」(大林シンガポール受注工事)、米国のアンシュッツ・エンターテインメント・グループ社(APC)「ロサンゼルスコンベンションセンター増改築工事」(ウェブコー社受注工事)など。
2027年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比13.9%増の2兆9450億円、営業利益を同7.5%減の1800億円、経常利益を同10.4%減の1830億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同9.6%減の1570億円としている。
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